越前市議会 > 1996-03-08 >
03月11日-03号

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  1. 越前市議会 1996-03-08
    03月11日-03号


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    武生市議会 平成 8年 3月第 1回定例会          平成8年第1回武生市議会定例会(第3号) 平成8年3月8日の会議に引き続き、平成8年3月11日午前10時から会議を再開した。  =======================================1 議事日程┌─────────────────────────────────────────┐│           平成8年第1回武生市議会定例会議事日程           ││                        平成8年3月11日午前10時開議 ││  第 3 号                                  ││ 第 1  議案第27号 武生市市税賦課徴収条例の一部改正について         ││ 第 2  議案第28号 武生市環境基本条例の制定について             ││ 第 3  議案第29号 武生市母子家庭等医療費の助成に関する条例の一部改正について││ 第 4  議案第30号 武生市国民健康保険診療所設置及び管理条例の一部改正について││ 第 5  議案第31号 武生市母子及び寡婦福祉資金貸付基金条例の一部改正について ││ 第 6  議案第32号 武生市立養護施設設置条例の一部改正について        ││ 第 7  議案第33号 武生市中山間ふるさと水土保全基金条例の制定について   ││ 第 8  議案第34号 武生市土地改良事業および農地、農業用施設災害復旧事業経 ││           費賦課徴収条例の一部改正について              ││ 第 9  議案第35号 武生市森林総合利用施設設置及び管理条例の一部改正について ││ 第10 議案第36号 武生市道路占用料徴収条例の一部改正について        ││ 第11 議案第37号 南越消防組合規約の一部改正について            ││ 第12 議案第38号 農業共済事業事務費の賦課単価について           ││ 第13 議案第39号 工事の請負契約について                  ││ 第14 議案第 1 号 平成8年度武生市一般会計予算               ││ 第15 議案第 2 号 平成8年度武生市菊人形特別会計予算            ││ 第16 議案第 3 号 平成8年度武生市簡易水道事業特別会計予算         ││ 第17 議案第 4 号 平成8年度武生市土地区画整理事業特別会計予算       ││ 第18 議案第 5 号 平成8年度武生市下水道特別会計予算            ││ 第19 議案第 6 号 平成8年度武生市国民健康保険特別会計予算         ││ 第20 議案第 7 号 平成8年度武生市農業共済事業特別会計予算         ││ 第21 議案第 8 号 平成8年度武生市霊園事業特別会計予算           ││ 第22 議案第 9 号 平成8年度武生市老人保健特別会計予算           ││ 第23 議案第10号 平成8年度武生市公共用地先行取得事業特別会計予算     ││ 第24 議案第11号 平成8年度武生市駐車場特別会計予算            ││ 第25 議案第12号 平成8年度武生市農業集落排水事業特別会計予算       ││ 第26 議案第13号 平成8年度武生市水道事業会計予算             ││ 第27 議案第14号 平成8年度武生市ガス事業会計予算             ││ 第28 議案第15号 平成8年度武生市工業用水道事業会計予算          ││ 第29 議案第16号 平成7年度武生市一般会計補正予算(第3号)        ││ 第30 議案第17号 平成7年度武生市菊人形特別会計補正予算(第1号)     ││ 第31 議案第18号 平成7年度武生市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)  ││ 第32 議案第19号 平成7年度武生市土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)││ 第33 議案第20号 平成7年度武生市下水道特別会計補正予算(第3号)     ││ 第34 議案第21号 平成7年度武生市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)  ││ 第35 議案第22号 平成7年度武生市農業共済事業特別会計補正予算(第3号)  ││ 第36 議案第23号 平成7年度武生市公共用地先行取得事業特別会計補正予算(第 ││           1号)                           ││ 第37 議案第24号 平成7年度武生市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)││ 第38 議案第25号 平成7年度武生市水道事業会計補正予算(第3号)      ││ 第39 議案第26号 平成7年度武生市ガス事業会計補正予算(第3号)      ││ 第40 一般質問                                │└─────────────────────────────────────────┘  =======================================2 本日の会議に付議した事件 日程第 1  議案第27号 武生市市税賦課徴収条例の一部改正について 日程第 2  議案第28号 武生市環境基本条例の制定について 日程第 3  議案第29号 武生市母子家庭等医療費の助成に関する条例の一部改正について 日程第 4  議案第30号 武生市国民健康保険診療所設置及び管理条例の一部改正について 日程第 5  議案第31号 武生市母子及び寡婦福祉資金貸付基金条例の一部改正について 日程第 6  議案第32号 武生市立養護施設設置条例の一部改正について 日程第 7  議案第33号 武生市中山間ふるさと水土保全基金条例の制定について 日程第 8  議案第34号 武生市土地改良事業および農地、農業用施設災害復旧事業経費賦課徴収条例の一部改正について 日程第 9  議案第35号 武生市森林総合利用施設設置及び管理条例の一部改正について 日程第10 議案第36号 武生市道路占用料徴収条例の一部改正について 日程第11 議案第37号 南越消防組合規約の一部改正について 日程第12 議案第38号 農業共済事業事務費の賦課単価について 日程第13 議案第39号 工事の請負契約について 日程第14 議案第 1 号 平成8年度武生市一般会計予算  =======================================3 出席議員(28人)     1 番 吉 田 津 義 君         2 番 関   正 美 君     3 番 池 田 芳 男 君         4 番 増田 太左衛門 君     5 番 玉 村 正 夫 君         6 番 上 田 忠 男 君     7 番 橋 本 亮 一 君         8 番 福 田 修 治 君     9 番 嵐     等 君        10番 長谷川 仙一郎 君    11番 蔭 山 千代治 君        12番 山 本 清 内 君    13番 玉 川 喜一郎 君        14番 江 指 傳兵衛 君    15番 伊 藤 藤 夫 君        16番 山 影 忠 裕 君    17番 前 田 修 治 君        18番 井 上 幹 夫 君    19番 金 子 芳 巧 君        20番 高 森 保 治 君    21番 片 粕 正二郎 君        22番 玉 村 和 夫 君    23番 道 上 利 美 君        24番 光川 利右衛門 君    25番 芦 田 盛 治 君        26番 宮 本 義 利 君    27番 西 生 和 秀 君        28番 石 本 幸 夫 君4 議  事       開議 午前10時00分 ○議長(井上幹夫君) これより本日の会議を開きます。 今期定例会において、本日までに1件の請願を受理し、お手元に配付いたしてあります。本請願につきましては、議会運営委員会に付託いたします。  ================ △日程第1 議案第27号~日程第6 議案第32号 ○議長(井上幹夫君) 本日の日程に入ります。 日程第1議案第27号武生市市税賦課徴収条例の一部改正についてから、日程第6議案第32号武生市立養護施設設置条例の一部改正についてまでの6案を一括して議題といたします。 6案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 伊藤藤夫君。 ◆(伊藤藤夫君) おはようございます。 議案第28号武生市環境基本条例の制定について質問をいたします。 この条例につきましては、私は5年ほども前からお願いをしてきたところでありまして、今回の制定に対する取り組みにまず敬意を表したいと思います。 いろんな条例がありますけれども、条例は制定することが目的ではなく、その制定をすることによって、その精神を具体的に生かしていくということが大事だというふうに私は思っておりますけれども、現実的には近年の雪条例あるいは駐車場条例などを考えますと、制定後の取り組みは必ずしも十分でないんじゃないかな、こういうふうに思います。 なぜそうなるのかと申しますと、制定の際に明確な推進策や具体的な事業あるいは目標などがあいまいなまま抽象的な表現で終わっている、あるいは国や県の文句をそのまま置きかえてやっているだけで、そこに武生市としての視点、特色がないんじゃないか、こういうふうに思っているところでありますけれども、そうした立場でこの環境基本条例、拝見をいたしますと、やはりその辺がもう少し明確にする必要があるんじゃないかなということでお尋ねをいたします。 具体的に、第4条市の責務というところがあります。これも国の環境基本法をそのまま写したというふうに私思ってるんですけれども、実はこの中に2行目に、「自然的、社会的条件に応じた」と、こういうことが書いてありますけれども、私は武生市という特色的なことを考えれば、その基本理念の中に書いてあります歴史的、文化的条件と、こういうような文字もこの4条の中に当然入れてしかるべきではないかと、こういうふうに思うんですね。上の方には書いてあるけれども、具体的に市がやろうとしているこの4条に武生の独自の歴史的、文化的条件という文字を入れないというのは、わかっているけどやらないと、こういうふうにも受けとめられるわけですね。この辺について少し、私はもう少し補強をすべきではないかというふうに思いますが、お考えを聞きたいと思います。 次に、第5条、その下、事業者の責務でありますけれども、これにつきましても私は最近非常に感じておりますのは、いわゆる事業者が開発行為や環境に影響を与えるような場合になぜもめるかというと、それは行政と住民に対して適切な情報公開をしてこなかった、してこない、こういうところに問題があるわけですね。ですから、そういう点を考えますと、この5条の事業者の責務というところについても、国のこれを写すだけではなくして、やはり武生市として情報公開、そういうことを含めたやっぱり文字を私は入れてしかるべきだというふうに思っておりますし、最近のリサイクルの促進なども含めた文字も入っている条例が、全国には幾つかもう既にありますね。その辺の研究が少し不足しているんじゃないかな、こう思いますので、御見解をお尋ねをいたします。 それから、第7条原発のことに関して適用除外だというふうに書いてあります。国の環境基本法にもよく似た条文はあるんですけれども、国はこれは環境基本法は法律ですから、原子力関係の法律と、原子力基本法環境基本法がダブるということではまずいということでこういう書き方をしてあると思うんですけれども、地方自治体という立場で見るならば、やはり原発の事業者であろうと、事業者としての責務は当然この中に含めて従ってもらうと、そういう姿勢も必要ではないかなと私は思ってるんですね。この辺についての説明もお伺いをしたい。 それから、8条の基本計画につきましては、これは環境審議会のことをいろいろ書いてありますけれども、その選定や発足、日程的なスケジュールなどをどう考えていらっしゃるのかお尋ねいたします。 それから、15条の調査研究体制も、これも役所内でのそういった体制についてどう考えていらっしゃるのかお尋ねします。 そのほか、いろいろ公害問題、今まで発生をしてまいりますと、苦情は武生市へ言ってくるわけですね。当事者から武生市へ言ってくる、そして武生市が関係ある自治体との間で話し合いに入る、こういう状況があるわけですけれども、そういった場合の調停、あっせん、こういうような文字についても、全国のすぐれた条例の中ではきちんと入っているわけですね。条例の中にこういったことがあったら、私の市は調停、あっせん、そういったものについてもやりますということを条例の中でうたっているところもあるわけですね。私は、その辺のこともきちっと最初に入れておかないと、つくるだけつくってほとんど抽象的なことですから、さっき言ったように、余り生かされてこないんじゃないかという危惧があるわけですけれども、その辺について答弁をお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 安井市民生活部長。 ◎市民生活部長(安井清美君) ただいま伊藤議員の方から環境基本条例につきましていろいろと御質問いただいたわけでございますけれども、まず第4条の市の責務でございますけれども、条例の中で責務につきましては市民、事業者あるいは市の責務ということで定めてあるわけでございますけれども、この責務の中で市としてどのように取り組むかというようなお尋ねでないかと思いますけれども── ○議長(井上幹夫君) 答えられるところから先に答えてください。 ◎市民生活部長(安井清美君) (続)どうも失礼いたしました。この規定につきましては、第3条の基本理念にのっとりまして、基本的かつ総合的な施策を策定をいたしまして実施をしようとするものでございます。これにつきましては、基本計画を策定をするように条例でもうたっておるわけでございますけれども、この基本計画策定に当たりましては、策定委員会等を設置をいたしまして、その中で各界各層の御意見を賜りながら、この基本計画の中に盛り込んでいきたいというふうに考えているところでございます。 それから、第5条の事業者の責務でございますけれども、これの規定につきましては事業活動を行うに当たりましての公害防止及び環境への負荷の提言など、自己の責任と負担において必要な措置を講ずるというようなことで、第5条で規定をいたしているわけでございます。 第7条の放射性物質による規定でございますけれども、この規定につきましては本条例では原子力基本法に規定されておりますので、放射性物質による大気の汚染、水質汚濁及び土壌の汚染防止のための措置は適用しないというような、原子力基本法で別に定めてございますので、本条例からは除外をいたす規定でございます。 第8条の基本計画の今後のスケジュールでございますけれども、策定時期といたしましては、今改定いたしております総合計画が平成12年で終了するということで、次の総合計画の策定までには基本計画を策定をいたしたいということで、目標といたしましては平成10年を目標に策定をいたしたいというふうに考えております。 策定の手順といたしましては、まず庁内でワーキンググループ等プロジェクトチームの設置をいたしまして、基本計画策定素案づくりをまず進めてまいりたいというふうに考えております。 次に、条例の中でうたっております環境基本計画の策定ということで、市民代表を含めました委員会等も組織を検討しながら、この素案の検討をいたしてまいりたいと。その後、条例で定めております環境審議会で原案の審議をいただきまして、最終的な基本計画を作成をいたしてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 なお、基本計画策定委員会につきましては、大体20名程度ということで現在考えておりますけれども、市民の代表の方にも御参加をいただいて、広く市民の声もこの計画の中に反映をさせていただきたいというふうなことで、そういうような市民代表の方にも御参加いただくというような方法もとってまいりたいというふうに考えておるところでございます。 第15条の行政の体制というようなことでございますけれども、関連しての15条の行政の体制というようなことで、調停、あっせんというようなことでございますが、この条例の中ではこれは基本条例ということで、細かいことはうたっておりませんけれども、個々の条例をまた公害防止条例等を検討する中で、そういった個々の条例の中で細かい点については明記をいたしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 伊藤藤夫君。 ◆(伊藤藤夫君) 今お答えをいただきましたけれども、余りかみ合ってない部分もございます。しかし、私は率直に申し上げまして、こういう条例をつくっていってその中身が問題だというふうに言っておりますので、そしてまた今ここで部長を追及する立場はとりたくありませんから、余りきつく申し上げませんけれども、やはり私はこの第4条という、この市の責務というのは、この条例のやはり中心部分をなすものではないか、考え方の中心部分をなすものではないかと思うんですね。環境基本法では、確かにここに書いてある「自然的、社会的条件」というこの文句しか入っていません。しかし、武生市という観点から見れば、上の基本理念にも書いてあるわけですから、ここに「歴史的、文化的条件」という、こういった文字が当然入ってしかるべきだと、こういうことを私は申し上げてるんですね。条例の修正というと、なかなか正直言って大変なことでありますから、これはこれから具体的に基本計画をつくられると思いますけれども、私が今申し上げているようなことを十分頭に入れていただいて反映をされるように、ぜひこれはお願いをしていきたいなと思うんですけれども、これまた後ほど一遍市長にも御見解をお伺いしたいと思います。 それから、事業者の責務ですが、私は先ほど申し上げましたのは、情報公開の問題なんですよ、各事業者の。大体、もめるのはみんなそうなんです。そして、情報公開されないために、いろんな事件があったときに、被害者が泣き寝入りをしたり、その解決についてずうっと時間がかかっているというのが現実なんですよね。ですから、そういう点を含めれば、私はこの事業者の責務の中に「行政と住民に対して必要な情報公開や協議をする」と、こういう文句もあってしかるべきだと。これからの条例は入れなければいけない、このように思ってるんですよ。これは市の条例なんですからね、国の基本法の枠を越えなければ、その趣旨の中で生かされるわけなんですから、やっぱりそういった武生市独自の意欲的な取り組みがちょっと少ないんじゃないかと申し上げてるんですね。その辺についても、一遍市長の御見解をお伺いしたいというふうに思います。 それから、原発の問題についても、先ほど私も申し上げましたし、部長も言われたとおりでありますけれども、今回のもんじゅ事故につきましても、やはり今一番問題になっているのは、国やそういったところがやっていることに対して、地方の意見を聞きなさい、自治体の意見を尊重して物事をやってください、これが今問題になってるんですよね。ですから、そういう点では私はここに簡単に環境基本法でそういうことが書いてあるからといって、全部適用しないということではなくして、もう少しやっぱり考えたような表現というのができないのかどうかということを申し上げているわけですね。なかなか今この場ですぐできないということはちょっと難しいと思いますから、そういう点につきましてもこれから研究をしていただいて、基本計画をつくる中で十分頭に入れた内容にしていただきたいというふうに思います。 それから、最後のあっせん、調停ですね、これも私らも根拠がなくて言ってるわけじゃないんです。全国的に幾つかこういう条例がありますけれども、そういうことをきちっと入れてるところがあるんですよね。私は、やはり自治体がそこの対象とする企業とか、住民とか、そういった人に対する責任として、やっぱりやわらかな発想というんですか、親切な発想として調停、そういう問題があったときには、自治体として法律的なものまでいかなくても調停、あっせんをしますよという、こういうことは条例に入れてあっても私ちっとも不思議でない、こういうふうに思うんですね。 総体的に言っても、もう一遍に出てきますと、なかなか直すというのも難しいですから、どうしようもないと矛盾感じているんですけれども、これは一遍市長の基本的な見解をお尋ねして、そして私としてはやはり基本計画をつくる中で十分入れられるものは入れていくというようにしていただきたいと思いますので、これは市長の答弁をいただいて、それで終わりにします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) ただいまの伊藤議員の環境基本条例に対するところの基本的なお考えをお聞かせをいただきました。特に、第4条の中で、武生市固有の条項を盛り込むべきでないか、その御提案も極めて妥当なものと私は受けとめております。また、第5条におけるところの情報公開の項目をもということでございますし、また原発に絡みますところの条項、また今調停、あっせん等々の言葉についても挿入すべきではないかという、それぞれの条項について御指摘をいただいたわけでありますが、先ほど部長も申し上げましたとおり、今回の基本条例は基本的な条項に主眼を置いての制定でございましたので、今ほどのような御提案の中で、上級法に抵触しない限り武生市の固有の条例として個性を持たすということは極めて肝要であろうというように私も理解をいたしております。したがって、今後この条例を生かして内容を生かしていくためには、この基本計画策定の段階でいろいろな模索がなされることと思っております。その中で、環境審議会あるいはそれぞれの検討委員会の中でも十分御検討をいただいて、これは条例でございますので、今ほど一たん提案をされますと、その場でどうこうすることは極めて不都合な点も多いかと思いますが、私は不都合なところは不都合なところとして十分受けとめをさせていただいて、その後にあって条例を一部修正なり、改正をすることもやぶさかではないというように思っておりますし、こうした直接生活に関連した条項であればこそ私は十分御審議をいただいて、計画の中でも十分な意思反映をさせていきたいというふうに思いますのと、その審議会等でも十分御審議をいただきたいというふうに思いますので、今ほどの伊藤議員の御意見、御指摘につきましては十分勘案させていただきまして、今後取り組んでいきたいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 私は、まず議案第28号武生市環境基本条例の制定について質問いたします。 今ほどの伊藤議員の質問に対する答弁を聞いていますと、環境基本計画を策定すると、規模は20名で、メンバーには市民代表を含むと、こう答弁あったわけですが、市民代表を選ぶ場合に、私は公募による市民代表を選ばなければならないと、そして幅広く意見をこの環境基本条例の中に反映させにゃならんと、こういうふうに私は思っております。そういう点で、そういう考えがあるのかどうかお聞きをいたしたいと思います。 それから、環境基本条例の第10条の規制の措置という中で、「公害原因の行為に必要な規制の措置とは云々」書いてありますが、具体的にどのような規制を考えておるのか、それから環境保全上支障を防止する措置とはどのようなことなのか、この2点をお聞きしたいと思います。 それから、議案第29号武生市母子家庭等医療費の助成に関する条例の一部改正案についてですが、この中で18歳から20歳まで対象範囲を広げると、こういう提案ですが、大学在学期間というと22歳までですね、大体。せめて大学在学期間までの22歳までにできなかった原因、これを聞かせていただきたい。 それから、議案第30号武生市国民健康保険診療所設置及び管理条例の一部改正についてですが、この提案では平日診療を15分伸ばして17時15分まで15分間延長すると。それから、土曜の診療は廃止すると。これが果たして福祉の市長と言われる市長の提案であるかなと、私は首をかしげるわけであります。そういう点で、こういう提案に至った理由を説明していただきたいと思います。 以上であります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 安井市民生活部長。 ◎市民生活部長(安井清美君) 議案第28号環境基本条例に関しての委員会の委員の公募を市民から公募せえというようなことでございますけれども、審議会の委員につきましては武生市環境審議会委員規則を制定をいたしまして、条例の19条に基づきまして14名以内ということでもって定めてまいりたいというふうに考えております。 委員構成といたしましては、学識経験者、武生市議会の議員、また関係機関の代表、武生市職員というようなことで構成をいたしたいというように考えておるわけでございます。 先ほども申し上げましたように、基本計画策定委員会も設置を考えとるわけでございますけれども、この中で委員の構成ということで議員御指摘の市民代表ということで、市民の声をこの計画の中にも反映するということで市民の公募も含めて検討をいたしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 それから、条例第10条の規制の措置に関しての御質問でございますけれども、市の対応ということでございますが、規制の措置の規定につきましては、公害防止または環境保全の支障を防止するために必要な規制の措置を講ずるものでございまして、環境基本法におきましても事業活動に当たって事業者の責務が明記してございまして、本条例におきましても第5条にも必要な措置を講ずるとともに、市の実施する施策に協力する責務を有するというようなことで、また公害防止事業についてその費用を負担するものでございまして、公害防止条例等個々の条例を検討する中で定めてまいりたいというふうに考えております。 次に、議案第29号関連で、母子家庭等医療費の助成対象年齢の拡大、22歳までになぜしないかというような御質問でございますが、これにつきましては今回福井県1人親家庭等医療費助成事業の一部改正によりまして、母子家庭等医療費の助成対象の年齢を18歳から20歳未満に拡大をいたしたわけでございまして、提案理由の御説明でも申し上げましたように、近年大学等への進学等が高まってまいりまして、生活費の圧迫、または就職しております児童につきましても生活費を助けるような状態ではございませんので、また親にありましては高年齢期を迎えておりまして、医療サービスを受ける時期に達しているというようなことから、このような状況を踏まえまして、当該事業の趣旨であります母子家庭等の健康の向上と福祉の増進に沿いまして、母子及び寡婦福祉法に定めてあります児童の年齢が20歳というようなことで規定をいたしてございますので、20歳未満というようなことで引き上げるというようなことでございますので、御理解をいただきたいと思います。 次に、議案第30号関連の国民健康保険国高診療所の関連でございますけれども、土曜日を半日休診することによります市民サービス低下の御懸念の御質問でございますけれども、国高診療所を取り巻く地域の医療環境は、周辺に民間の医療機関もふえてまいりまして、以前より十分整ってきているような状況でございます。また、土曜日の患者でございますけれども、平日の3分の1以下というようなことで、非常に患者数も20人程度ということで少ないわけでございまして、これも固定の患者でございまして、血圧の測定とか、あるいは風邪の治療というようなことで、継続的な患者が大半でございます。これらの受け持ちの患者につきましては、患者の病状、治療計画、直近の診療内容と緊急時の対応に必要な診療情報を常時複数の医師を持っております病院との連携を取りましてネットワーク化を図りまして、適宜周知しておく態勢をとってまいりまして、緊急時に備えてまいりたいというように考えております。 こうしたことから、サービス低下には直接つながらないのではないかというふうに考えております。また、このことによりまして、平日の勤務体制を充実いたしまして、民間医療機関では対応しにくい訪問看護、在宅医療に従事する体制を整えてまいりたいというふうに考えております。このことによりまして、地域住民一人一人が健康でゆとりを持った生活を送り、保健福祉医療の連携サービスを受けられることによりまして、そうすることが地域住民の在宅生活ができる環境を整えることになるというように思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 3件に対して一通りの答弁を聞いたわけですが、まず議案第28号の件ですが、この環境基本条例を本当に実効あるものにするためには、私はどうしても罰則規定を明確にしにゃならんと、こう思います。罰則がない条例はなかなか守らないことがこれまでの通例であります。そういう点でこの罰則規定を設けるのかどうか、これについて答弁をお願いしたいと思います。 それから、これも市長に答弁をいただきたいんですが、今議案第29号関係でこれはこういう20歳までの延長をしたけれども、今後市民からの希望があれば、要請があれば、22歳までというふうに延ばすことも考えていくのかどうか、検討していくのかどうか、市長に答弁を求めます。 それから、30号、これについては私が推測されるには、職員の週休2日制、これらのことが関連してのこういう対応だと私は推測するんですが、それが間違いであったら指摘していただきたいと思います。 それで、私は、その週休2日制を実施したことによって、市民サービスが低下するようなことがあってはならないと思います。以前の議会でも私がそういう質問をしたときに、それはそのとおりだという答弁をたしかいただいたはずであります。だとするならば、職員の増員でもってこの市民サービスの低下と私は議案第30号の提案を思うわけですが、職員の増員でもって対処していただきたい。 私、議案をいろいろな勉強する中で聞くんですが、特に同僚の共産党の前田議員なんかよく診療所を利用するそうです。非常に風邪に効くそうでありますね。そういう点で非常に利用が多い。けれども、利用時間が勤労者の実態に合ってない。そういう点で、私はもう民間の病院では7時までやるのが大体普通ですわ。それで、私はせめて時間を勤労者の実態に合った時間延長、そうすればもっともっと私はこの診療所の利用がふえていくと。市長も以前は公立総合病院、今すぐできないけども、この診療所の充実については頑張っていくというふうな答弁をもらったことがあります。そういう点で、その点の考え方を市長にお聞きをいたしたいと思います。 以上であります。(「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 第28号の条例の中で、罰則規定を設けるべきでないかということでございますが、御案内のとおり市が制定をいたしております条例、数多くあるわけでございますが、いずれもその罰則をもって、強制力をもって制するという基本的な考え方は、いずれの条例にも入っておりません。したがって、市民がお互いに協調、協力をいたしながら、互いに守る条例でなければならないということを基本といたしておりますので、この基本条例におきましても、罰則規定を今導入する考えはございません。したがって、罰則規定がないから、それではそれに甘んじて横柄なことが行われてもいいのかということになりますと、それはそういうことではございません。これは、私ども常に市民としての責務を果たすという役割をも十分自覚をいただきながら、条例を尊重し、厳守していただくのが当然責務であろうというように思いますので、罰則規定を用いることではないことだけは申し上げておきたいと思います。 それから、29条の20歳を、要請があれば22歳までということでございますが、これは先ほど部長が申し上げましたとおり、この20歳をもって日本の法律はいわゆる成人という一つの枠決めがございますので、現段階でこの20歳をさらにというような考えは持っておりません。大学生であるから、同じ環境であるから、20歳も22歳までも同じではないかという考え方もあろうかと思いますが、その枠組みを外してまいりますと、ほかのいろいろな条項にも関係してくることもあるのではないかと思いますし、また十分ほかの法律あるいはそうしたものに抵触してはならないということもありますので、これは今のところ考えておりません。 それから、30号の診療体制の中で、土曜日を週休2日制にすることに対して福祉行政、医療サービスが低下するのではないかという御懸念でございますが、私は、これも先ほど部長も申し上げましたとおり、土曜日を休診休日にすることによって患者さんに直接迷惑をかけるような体制は、これはいかがかと思いますが、現段階での状況を見ますと、緊急態勢については民間、官を問わず非常に緊急医療体制もお互いに補完されて整備されております。そうした機関をも十分御活用いただくことによって、その市民総合の福祉サービスの低下にはならないというように判断をいたしておりますし、また診療所といたしましては民間の医療機関とは違った特質もございます。これも先ほど申し上げました訪問看護であるとか、健康相談であるとか、あるいはこの事後のアフターフォローの面におきましては、いわゆる民間の医療機関ではないものをこの診療所で補完をしている、保健センターとあわせて補完をしているということもひとつ御理解をいただきたいというように思います。 なお、今後にありまして、医療行政の中で診療所を充実をしていきたいということの考え方は今も変わっておりません。したがって、その後眼科、それから歯科等の診療も充実をさせていただきながら、さらに保健センターとのこの競合等相協力をいたしながら、相乗効果も求めていきたいと思います。 風邪によく効くんだというお話をいただきましたが、これはありがとうございます。私どもも精いっぱい宣伝をいたしながら、御利用いただくようにまた努力をいたしていきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) それで、私の同僚である共産党の前田議員は総務委員会に入っておりますので、また総務委員会の場で今述べた内容についてさらに問いただしていくと、こういうことで1点確認というか、質問しますが、議案第30号ですね、これは私は基本的に反対です、この議案は。それで、なぜかといいますと、市長、答弁ちょっと答えてなかったなと思いますが、週休2日制でもってこの市民サービスが低下することがあってはならないんですよ。それならば、この診療所の今の議案に関して言えば、職員の増員しかないわけですよ、低下を防ぐには、また充実さすには。そういう点で、私は今もう実態は既に7時まで時間延長してやっている民間の病院ですね。一番、公立のこういう医療関係のいいところは、もうけ本位ではない、こういうことです。営業本位の病院ですら、時間延長をやってやってるんですよ。ましてや、市民本位の市政を掲げている市長が、この自分らの経営するというか、運営している診療所がこういうサービスが低下すると。これはぜひ僕は市長の基本理念からも反する、この議案の提案は。そういう点で、私はもう一度検討していただきたい、この診療所について。このままやっていきますと、私はどうも診療所を廃止するんでないかなと。だんだん診療者の訪れる人が少なくなる、もう少ないので、やむを得ずやめようと、こういうこと何か見え見えみたいな気もするんです。そういう点で、そうではないならないということで市長答弁を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 玉村議員の御心配には及ばないというふうに思っております。したがって、この土曜日を休診休日にいたしましたのは、週休2日制のその理念もあると思いますが、それ以上に公的医療機関としての果たすべき役割を十分わきまえながら福祉サービスに徹していきたいということでございまして、それを補完するのに人員増をもってやるという方法も一つの方法かもしれませんけれども、御案内のように、現国高診療所の実情をごらんをいただきますれば御理解いただけるかと思いますが、もうけ本位主義ではありませんけれども、いわゆる市民に対するところの保健医療サービスというものに対する理念は、私は公的な機関としての範囲を逸脱しているものではないというふうに思いますので、でき得る限りの人的サービス、また技術的なもの、そして精神的なものも含めて、これからも精いっぱい努力をいたしてまいりたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(井上幹夫君) 質疑を終結いたします。 本6案につきましては、いずれも総務委員会に付託をいたします。  ================ △日程第7 議案第33号~日程第10 議案第36号 ○議長(井上幹夫君) 日程第7議案第33号武生市中山間ふるさと水土保全基金条例の制定についてから、日程第10議案第36号武生市道路占用料徴収条例の一部改正についてまでの4案を一括して議題といたします。 4案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 山影忠裕君。 ◆(山影忠裕君) 議案第33号武生市中山間ふるさと水土保全基金条例についてお尋ねをいたします。 この基金の条例につきましては、目的といたしまして土地改良施設の機能維持、活動強化、あるいは地域活性化集落共同活動支援事業、また特に過疎化、高齢化対策ということで大変いい条例ができるなと、こんなふうに思っているわけでございますが、ここでお聞きをしたいのは、基金条例として、基金として条例設置をしなければならないことなのかどうか、その辺がどうもすっきりとしないわけでございます。したがって、基金条例として設置をされる理由づけをおっしゃっていただきたい。 なお、条例の中身を見ますと、第2条に積立金の額といたしまして1,000万円というふうに計上してありますが、1,000万円に限定をされて進めていかれるのか。また、2項に追加積み立てができるというふうに書いてございますが、この1,000万円との兼ね合いはどのように考えておられるのか。 あるいは、3条に最も有利でかつ確実な方法と、こういうふうにうたってございます。これは単なるうたい文句で上げて終わりなのかどうか。どこが最も有利で、かつ確実な方法なのか、この辺おっしゃっていただきたい。 それから、基金として位置づけをしなければならない理由という意味でお尋ねをいたしましたが、大変運用面について複雑さがございますし、これから市長はこの事業推進するに当たって、基金の取り崩し処理ができるというふうにございますが、私の考え方としては補助事業なり、それぞれの事業の助成策というのは都度考えていかれてもいいんじゃないか、こんなふうに思いますので、この辺の考え方。さらには、対象区域が武生市の中でどの程度対象になるのか。いわゆる中山間地というような、法で定められたそういう範囲だけなのかどうか、その辺ちょっとお尋ねをしたいのと、最後に特定農山村地域活性化推進基金というものが平成7年3月では1,500万円の基金があるわけであります。この基金の運用といいますか、あるいはこの活用というものとは全く別な事業としてとらえなければならないのかどうか、その辺どうもよくわからない。先ほどの環境基本条例も、やはり市民のいわゆるよりどころという意味からいたしまして、この基金の位置づけというものについていま一度御説明をいただきたい。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 佐々木産業経済部長。 ◎産業経済部長(佐々木強君) 中山間ふるさと水土保全基金条例の件でございますけれども、基金として設置しなければならなかった理由でございますけれども、この法律は平成5年9月にこの法律が施行になりました。特定農山村地域における農林業の活性化のための基盤整備の促進に関する法律という、特定農山村法ということでございますけれども、今申し上げましたように、平成5年9月28日から法が施行されまして、今議員の仰せのとおり、その目的に従ってこの法律ができたわけでございますけれども、これをすることによって今申し上げました土地改良等の事業の行った施設の保全、それから維持管理、それから後継者育成等々、ソフト事業を行うものでございます。 この事業によりまして、いろんな今後行われる事業が想定されるわけであります。この法律によりまして、例えば国、県補助事業対象になる用排水等、それから農道整備等、それらの補助率がこの法律によってアップされると。いわゆるこの基金を積み立ててなければ、その対象にならないというようなちょっと締めつけがございますので、県下29市町村が基金を既に積み立てております。そういったわけで、この基金の条例を設置しなければならなかったということでございます。 それから、1,000万円が適当かどうかということでございますけれども、現在のところ県下市町村、全部1,000万円でございます。既に県がこの基金条例をつくって3億円積み立てておりまして、県の方では県下全体のビジョン作成とか、そういったことを進めております。調査研究、PR等を進めております。ちょうど時期的には今低金利で、この1,000万円の運用益でソフト事業をやるには適当かどうかというのはちょっと疑問視あると思いますけれども、それらも県と相談しながら基金の上積みをしなければならないかどうか、そういったことをこれから検討していきたいというふうに思っております。 それから、対象区域が限定されているということでございますけれども、これはこの法律に基づきまして対象区域になるための条件というのがございまして、林野率が75%以上であることとか、それから農林業従事者の割合が10%以上なければならないとか、それから耕地面積に占める急傾斜地の面積がある程度50%なら50%以上なければならないとかっていうような諸条件がございまして、武生市における対象地域は味真野と坂口ということになってございます。これは国が指定するわけでございます。そういった関係で、区域が狭いという仰せでございますけれども、対象としては味真野と坂口しかならなかったということでございます。 それから、特定農山村の積み立てとはどうなるのかということでございますけれども、これは特定農山村法による対象地域の指定、先ほど申し上げましたこれと重複するわけでございます。 ただ、それと違いますのは、今の特定農山村地域活性化推進事業という事業の中で国、県、市が各500万円ずつを出しまして、1,500万円積み立てまして、その運用益で地域の活性化を図ろうと。これも地域は一緒なんですけれども、事業内容からいいますと、今の特定農山村活性化推進事業の中で行う事業についてはハードな事業がございませんので、特産物をつくるための地域の話し合いとか、そういったことの事業でございまして、例えば活性化のための調査研究とか、地域資源の見直しとか、人材育成、交流事業、それから特産物の開発などの取り組みを今の1,500万円の基金運用でやると。それから、今、今回積み立てます1,000万円につきましては、土地改良事業の施設の維持管理等と、それから今後受けようとする国、県補助事業の割合が約1割ほど恩典は受けるというような事業でございまして、ちょっと言葉わかりませんけれども、そういった関係で区分けをしていきたいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 山影忠裕君。 ◆(山影忠裕君) おおむね理解をするわけでございますが、ほかの特定農山村地域活性化推進基金との兼ね合いということで、ソフト面の運用ということで考えておられるということですが、ハード面以外の事業については対象にならないのかどうかですね。私はなるんでないかなという解釈をするわけでございますが、かえってソフト事業だから特別に別個に条例を設置してやらなければならないと、非常に私、まどろっこしいというんか、おかしいというか、そういう気がいたすわけでございます。 武生市にはいろんな基金条例、基金を設置してあります。特に、今基金の妙味といいますか、非常に金利等も低金利で、運用益で云々ということについては非常にうまくいかないというか、当初考えておったようなそういう運用は難しい状況になっている。そして、基金ということでいろいろと積み立てがございます。平成7年3月、現段階では約80億円基金というものがございます。これをやはりうまく活用するということも大事でありますが、基金として寝かせてあるんですね。あるときの財政調整というような、こういう観点もわかるわけでございますが、やはり使い方としては一考を要するんじゃないかな、そんな気もいたすわけです。その辺の考え方ですね。 それと、今寄附があればということで受け入れる、当然受け入れる窓口必要かと思いますが、現時点で何かそういう予定があるのかどうかですね。 それからもう一点、今特定地域だけというような、特定農山村法に基づくその地域だけということでございますが、私はこの地域限定をされた背景ということについてはちょっとよくわからないんですが、広域で対応するということも必要なんじゃないかなと、広域でですね。武生市であれば丹生郡なり、あるいは南条郡なり、あるいは今立とか池田とか、そういうところも包括して対処をしていくということが、より武生市全体にとっては有利なんじゃないかと。 先ほど今部長がおっしゃったような条件に当てはめますと、私の考えているそういうところからかなり除外されているそういう地域もたくさんございますので、その辺についてどのように考えておられるのか、広域で対応するという余地は残っていないのかどうか、その辺お答えいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 佐々木産業経済部長。 ◎産業経済部長(佐々木強君) 特定農山村地域活性化推進事業と今回の基金とのかかわりでございますけれども、特定農山村地域活性化推進事業の場合には、先ほど申し上げましたように、国、県、市が各500万円ずつを出し合って1,500万円の基金をつくりました。この事業につきましては、平成7年から11年までの5年間でこの基金を取り崩しながらその事業に充てるということでございまして、平成11年度でこの基金はなくなります。そういった関係で、今回の基金との重複性はないと。 ただ、今申し上げましたように、地域が限定されていますので、どちらの事業に行うにしても、その集落、地域の話し合いとか、ソフト事業については使途は重なってまいります。例えば、地域の特産物をつくるための話し合いとか、そういった関係と、それから土地改良事業施設の維持管理等の話し合うお互いの使途同士はお互いに重なり合うということはございますけれども、事業そのものはあくまでも別だというふうに御理解をいただきたいというふうに思っております。 それからもう一点、この基金の追加でございますけれども、今特定な人が寄附するとかそういったことは今予定ございませんし、今後これらにつきましては県下全体の様子を見ながら考えていきたいというふうに思っております。 それから、広域ではどうかということでございますけれども、この法律ができた背景のもう一点は、条件的に旧村単位ということがございますので、今広域でどうこうという話はちょっとこの法律からは無理だというふうに考えております。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 山影忠裕君。 ◆(山影忠裕君) 基金の金利運用というような、そういう観点からはもう全然期待ができないというようなそういう時期にもございます。いろいろその他基金を持っておりますが、その基金として設置する理由はもっと別にあるかと思いますが、やはり目的に応じて基金は設置されていくべきものでございますだけに、設置をするときの考え方が非常に重要でございます。したがって、やるからには徹底的にその事業推進を行うと、こういうような理解をしたいと思うわけですが、その辺の考え方、市としての対応の仕方、どのように考えておられるのか、市長、お答えいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 佐々木産業経済部長。 ◎産業経済部長(佐々木強君) 議員おっしゃるとおり、1,000万円の基金では現状としては基金運用等の益を利用して行う事業については非常に基金が少ないというふうな考え方を持っておりまして、先ほど申し上げましたように、今後この基金の運用益だけで運営をしていくというようなことについては、基金の積み増しとかっていうことについては、先ほど申し上げましたように、県下全体の様子を見ながら考えていきたい。 それから、この基金運用益のソフト事業だけでなしに、市の単独事業でもこの地域等へ事業費をつぎ込みたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 今ほどの御質問の中で、基金に対する基本的なお考えであったかと思いますので、今武生市にいろんな基金制度を設けておりまして、昨今の経済情勢からいたしまして、基金の果実運用ではその実効を求めることが極めて不可能でございます。そういう実情からいたしまして、基金のそのものの活用も必要ではないかという御意見も最近かなりなところで提言されております。したがいまして、私ども持っておりますそれぞれの基金の目的に沿ってその基金ごとに、また議会とも御相談をさせていただきながら、必要に応じて基金取り崩しという方法もあるべきだという考えを私も持っておりますので、今後の運用につきましてまたいろいろと御指導、御意見をいただきたいと思います。 ○議長(井上幹夫君) 質疑を終結いたします。 本4案につきましては、いずれも総務委員会に付託いたします。  ================ △日程第11 議案第37号~日程第13 議案第39号 ○議長(井上幹夫君) 暫時休憩いたします。       休憩 午前10時59分       再開 午前11時16分 ○議長(井上幹夫君) 再開いたします。 日程第11議案第37号南越消防組合規約の一部改正についてから、日程第13議案第39号工事の請負契約についてまでの3案を一括して議題といたします。 3案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 質疑を終結いたします。 本3案のうち、議案第37号南越消防組合規約の一部改正については総務委員会に、議案第38号農業共済事業事務費の賦課単価について及び議案第39号工事の請負契約についての2案につきましては、産業経済委員会にそれぞれ付託いたします。  ================ △日程第14 議案第1号 ○議長(井上幹夫君) 日程第14議案第1号平成8年度武生市一般会計予算を議題といたします。 本案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 上田忠男君。 ◆(上田忠男君) それでは、3点につきまして質問をしてまいりたいと思います。 まず1点目は、36ページでございます。歳出の36ページでございます。総務費、企画費の中に、負担金補助及び交付金という項目がありますけれども、その中に連合都市圏構想策定負担金というのがあるわけでございます。これは今回初めて計上されたものであろうというふうに思います。200万円でありますけれども、これにつきましては第3次総合計画改定版に概況を書いてございます。どういうことかといいますと、「産業、文化、観光、そういったものを中心にしながら、福井市、鯖江市、武生市が持つおのおのの個性を生かしていきたい。そのためには、この3市が連携する連合都市圏の形成を目指し、連携のあり方等について調査検討していく」というふうに書かれているわけであります。ただ、これも全く新しい構想でございますので、この検討期間というのが大体どの程度今考えておられるのかどうか、1点お尋ねをしておきたいというふうに思います。 それから2つ目では、ある程度ここでこの目的というものはわかるわけでありますけれども、要はどういう着地を考えておられるのか、できれば一、二例、事例的なものを挙げながら説明をしていただければ非常に理解しやすいというふうに思いますので、着地ですね。考え方は若干この文面でわかりますので、着地についてどういうものがあるのかということをお尋ねをしてまいりたいというふうに思います。 さて、質問の2つ目でございます。これはページ数141ページ、教育費の中の社会教育費、文化費でありますけれども、ここも負担金補助及び交付金であります。今回、御存じのように、紫式部越前武生来遊千年記念事業補助金2,000万円が計上されております。 さて、この2,000万円でありますけれども、補助金としては大変大きな金額であります。もともとこの事業は昨年あたりから非常に話題になっているわけでございますけれども、さて今回の記念事業としては総事業費どの程度見られてこの2,000万円が出てきたのか、その辺の関連につきましてお答えをいただきたいというふうに思います。 さらに、先般の新聞報道によりますと、関連事業とのセットで考えると5,825万円かかるというふうに報道されておりました。これは恐らく記者会見等においてこの数字が出てきたのだろうというふうに理解をするわけでありますけれども、それではどのような積算根拠によりましてこういう数字が出てきたのか、その辺についてお答えをいただきたいというふうに思います。 それから、当然今までこの源氏物語アカデミーを中心にしながらこの事業が進んできたわけでありますけれども、今回これだけの補助金を出し、さらに今後どういうものが残っていくのか。もちろん源氏物語アカデミーとか、紫式部顕彰会とか、そういった事業は残っていくだろうと思うわけでありますけれども、5,800万円強の支出をするわけでありますから、その点についての、やはり今後についての明確な考え方がひとつ欲しいというふうに思いますので、これについてもお答えをいただきたいというふうに思っております。 それから、質問の3点目であります。これも同じく教育費149ページでございます。同じく社会教育費のところでございますけれども、ここにふるさとギャラリー管理費が今回は計上されずに、その前の項目の公会堂記念館等の管理費の中に包括をされたと。統合されてしまったわけでありますけれども、これはなぜこういう形で統合されたのか、その理由についてお答えをいただきたい。 以上、3点お願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小島市長公室長。 ◎市長公室長(小島進二郎君) 第1点目の連合都市圏の構想の策定の件でございます。この件につきましては、全体の事業費としましては1,200万円持ってるわけでございまして、県が2分の1の600万円、あと2分の1を福井市、鯖江市、武生市がそれぞれ負担をするものでございます。 策定の期間でございますが、平成8年度いっぱいかけて見ているわけですが、なるべくなら平成8年12月ごろまでに策定をしたいというふうに考えております。 目的でございますが、先ほど上田議員御指摘のとおりでございまして、福井、鯖江、武生は人口圏域に直しますと約40万人の人口集積地でございます。この人口集積地のそれぞれの特性を生かしながら、福井県の中心的な高次元の都市機能ということを位置づけいたしまして整備をするわけでございます。 これも昨年の6月に、県と福井と鯖江と武生の企画担当者が集まりまして、都市圏の問題研究会をつくりまして、そこでいろいろな調査を進めたわけでございます。また、その間に民間の企業でございます福井県経済同友会がございまして、その方々、それから各会議所の方々といろいろ御相談しながらやっておりまして、そのような方々も同じような構想を抱いているわけでございまして、今回これらの方々と十分に協調しながら構想を進めていきたいというふうに考えております。 具体的なことにつきましては、例えばイベントの相互調整とか、共同開催、それからこれは施設の役割分担、それから適正な配置、共同設置、そういうことを考えておるわけでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 川口教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(川口誠治君) 千年祭の記念事業の事業費のお尋ねでございますが、総額で約7,000万円の事業を予定をいたしているところでございます。 歳出の事業費の主なものといたしましては、事務局の賃金、あるいは通信運搬費とか、あるいはバスの借上料、それから広報宣伝、映像記録の作成、あるいは式部御膳、国司下向の旅、展示、それから街道物産展、看板費等で約7,000万円の予算を見ているところでございます。 それから、事業をやっている中で今後何が残るかというようなことでございますが、これも先般の代表質問の中でお答えをいたしたかと思うわけでございますが、今まではアカデミーとかそういった方々で第8回まで開催をされてきたわけでございますが、今後は将来につながる年になるような、1年になるようなことを考えておりまして、いろんな各種団体の皆さん方から幅広く御参加をいただいてやっていきたいというふうに考えておるわけでございます。 それから、新聞発表で5,800万円の云々でございますが、これにつきましては記者会見の資料で財政の方でつくっていただいた資料でございますが、市単独事業といたしまして予算が2,875万8,000円でございます。それから、実行委員会への補助金といたしまして2,250万円、これは昨年度、7年度の補正で250万円出してございますので2,250万円ということでございます。それから、千年祭関連事業で700万円ということで、合わせまして5,825万8,000円ということでございます。 それから、ふるさとギャラリー管理費がなくなったということでございますが、合理的な運用をしようというようなことで、公会堂記念館の中に今までの叔羅の分を中に包含をいたしまして予算を計上したものでございまして、現在は経理が文化振興課というようなとこで経理をいたしておるわけでございますが、ふるさと、叔羅には嘱託職員だけが置いてございますので、そういった関係上、公会堂記念館で展示等を合理的にお互いが連携を取りながらやろうというようなことで、今回費目を統合したということでございますので、よろしくお願いをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 上田忠男君。 ◆(上田忠男君) まず、1点目の連合都市圏構想でありますけれども、大体今の説明で理解をするわけであります。策定が今年じゅうには出るであろうということであります。大体事例のことについてもわかったわけでありますけれども、しかし今後ともこういう構想の中でこういうものを考えていくとなれば、継続して事業費としては計上しなければならない、そういうふうに理解をしたわけでありますけれども、その点についてお答えをいただきたいと思います。 それから、紫式部千年祭でありますけれども、7,000万円のうちの2,000万円の補助ということではかなりの金額の補助になるわけでありまして、相当武生市としてのかかわり合いというのもこれを見ても大きいなということを感じるわけでございます。ただ、これが本当にこの予算というのが明確になっているのかどうかですね。7,000万円という予算、これはまだまだ今いろいろな面でこの実行委員会というものは検討中であるわけですね。もう目の前に、実際いろいろなイベントをやるわけでありますけれども、実際は予算的には明確になってないんです。なってない中で、今回7,000万円と。そのうちの2,000万円でありますから、当然これに対する補正というものも出てくるんではなかろうかという考えを持ちます。そういう面で、もう一度その点についてお答えをいただきたいということであります。 それから、それじゃ今度は来年以降でありますね。来年以降になってくると、今この2,000万円は当然なくなってきますし、先ほども積算の関係をちょっと言われましたけれども、来年以降は市の持ち出しとしてはどの程度になるのか、今の検討状態の中でのお答えをいただきたいということに思います。 それから、もともとこの源氏物語アカデミーというと、一つのイベントというふうな考えでは私はない。文化的な事業が主体であろうと思うんですね。もともと出発はいわゆる民間の方から出発をして、そこからそれが少し形ができて、行政の方が参入をしてきたと、こういうふうないきさつがあろうというふうに思うわけであります。今後、どういうふうな形でこの行政がかかわっていくのかということについては、恐らくここにいる議員諸君については理解を余りされてないと思うんです。私は、庁内の中でもそれは余り一般化されてないというふうに思うわけであります。そういう面では、来年以降何が残っていくのかという観点の中で、もう少し明確なお答えをお聞きしていきたいというふうに思っております。 さらに、今回の千年祭だけを限って言うならば、もう大きな組織の中でこれをやっておられると思うんですけれども、議会筋は何も入ってないんですね。ただ一人、顧問という形で井上議長が参加をされているということであります。これだけの大きな予算を使いながら、議会筋が一つも入ってないということについては、私は相当問題があるんではなかろうかというふうに思います。そういう意味では、これだけの予算を使うわけですから、やはり監査的な意味合いを含めて、議会からもだれか担当を1人つくって、参画する必要があるのではなかろうかというふうに考えるわけであります。 いずれにしましても、全体計画、ことし1年の全体計画はさまざまなものができておりますけれども、私はまだまだこれがかっちりと固まったものではないというふうに思いますし、今これからの武生の文化の推進ということから考えるならば、大変私は有意義な事業ではあろうと思いますけれども、行政のかかわり合い方というのがいま一つ不明確であるというふうに思っておりますので、これについてはちょっと市長もお答えをいただきたいというふうに思います。 それから、3点目でありますけれども、いわゆるふるさとギャラリーというものは、あれだけのお金を使って、あすこにあれだけ立派なギャラリーをつくったわけであります。非常に多くの方々が利用されているということでありまして、ただ利用と言っても、本当に満杯で、お客さんをお断りするとか、出展される方をお断りするというふうなそういう込み合いではないわけですね。適当に、非常に適当という言葉が最適なぐらい、緩やかな開催に実はなっているということであります。 ところが、このギャラリーと公会堂記念館というのは、おのおの開催の種目というのは違うわけでありまして、私はギャラリーの独自性というものをこれから考えていかんといかんと思うんですね。自主性、独自性というものを考えて、あすこはあすこだけでやっぱり人を多く集めるということが大変重要やと思うんです。あれだけのものをつくったんですから、多くの市民に来ていただける、それがあのふるさとギャラリーの持つ意味だろうと思うんですね。 そうすると、あすこに今担当者がいないとかいるとかっていう問題以前に、今館長もいるわけですから、あすこはあすこの独自性を出させるようなそういう仕組みをしていかんといかんと思うんですね。そのために私は予算を包括してしまうというのは、どうも管理を一元化しようというね。そして、あすこに余り権限を与えないということにつながろうというふうに思いますんで、どうもこの辺の分け方というのは、考え方というのは納得がしにくいところがございます。もう一度、これは教育長の方もひとつお答えをいただきたいなというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小島市長公室長。 ◎市長公室長(小島進二郎君) 第1点目の件でございますが、4月に入りまして早速構想策定委員会をつくるわけでございます。その中で、整備の基本的な方向、それからその整備についてどういう展開をしていくかということを十分に審議をしてもらうわけでございまして、その審議の後に、これはもう来年、再来年になると思いますが、例えば県とか、各市で、個々の事業費について独自な展開をしてくという段取りになろうと思っております。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 川口教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(川口誠治君) 事業費7,000万円で、予算が明確でないがというようなお尋ねでございますが、事業そのものにつきましては2月5日の実行委員会で御了解をいただいたところでございます。ただ、金額のことにつきましてはまだいまだはっきりしたもの、確定はいたしておりませんが、この3月29日に、予算議決された後に実行委員会を開きまして、きちんと確定をいたす予定をいたしておるところでございます。 それから、行政がどうかかわっていくかと、今後どうかというようなことでございますが、毎年開催されておりますところの源氏物語アカデミーが、全国から源氏ファンを集めて講演会などを開いている内容が、かなり専門的でありますが、武生と紫式部の名前を広める意味では効果があったというふうに思ってるところでございます。 ことしは千年祭というようなことで、楽しめる事業をふやすとともに、紫式部と武生の文化、歴史を武生市全体で考えまして、将来につながるスタートの年になるような1年にしたいというようなことを考えておりまして、各種団体や一般市民の皆さんがいろんなアイデアを出していただきたいというふうに考えておりまして、幅広く事業を展開していきたいというふうに思っているところでございます。 今の公会堂記念館の予算計上でございますが、これも叔羅の独自性をなくすというようなことではございませんので、予算計上を公会堂記念館で1本で計上させていただいたということでございます。よろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 式部千年祭についての私に対しての基本的な考え方をお尋ねかと存じますが、先ほど教育委員会も御説明申し上げましたとおり、式部来遊千年の記念事業は、私は武生市固有の文化と武生市にしかない大きな一つの記念事業であるというような位置づけをさせていただいているつもりでございます。したがって、この事業に対して私は基本的にまずより多くの市民の皆さん方が参加をしてもらうべく、市民参加型のイベントに事業として取り組むのがまず肝要であろうというように思っております。 そういうことから考えますと、今日まで源氏物語アカデミーであるとか、あるいは式部顕彰会が継続的にやっておられました38回の実績を持ちます式部賞の授与であるとか、そうしたことの経過を踏まえまして、そうした方々も含めましていわゆる一人でも多い市民の皆さん方が式部と武生の歴史とのかかわり、それからこれから武生市が文化、歴史を柱にしての顔づくりの中の一翼を担っていただくべきだろうというような考えを持って、今回取り組みをさせていただいているつもりでございます。 したがって、今後どのような遺産として残されるのかということになるわけでありますが、今回のこの千年祭を一つの機会ととらえまして、そこにでき得る限りの資料収集がなされ、そしてそれがまた市民、また全国の式部に関する、また源氏物語を通しての資料を武生市にある程度集められることによって、文化的な価値観を高めることができるのではないかという期待があるわけでございます。 あわせて市民の皆さん方に御参加をいただくことによって、市民の皆さん方もこれから続いてまいりますその式部と武生との歴史的なかかわり合いの中で、諸イベントも今後計画されてしかるべきだというように思っておりますし、また期待もいたしておりますので、それらが有形、無形の遺産として残されることを期待をいたしておりますので、ひとつよろしく御理解をいただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 上田忠男君。 ◆(上田忠男君) 式部千年祭につきまして、今市長の方からお答えをいただいたことで私も理解をするわけでありますけれども、今回の予算につきましてはかなりどんぶり勘定的な予算でありますんで、私は先ほど補正予算でもこれがまた出てくるんではなかろうかということを質問いたしましたけども、それについてはお答えがなかったので、もう一度お答えをしていただきたいなというふうに思います。 しかし、市民参加型、これは言葉では確かにたやすいわけでありますけれども、源氏物語、また紫式部というふうになってくると、なかなか一般大衆にまでは浸透していかない一面も私はあろうかと思うんですね。ですから、相当これからの企画については市民全体にわかるようにしていかなければならないと。そうしないと、市民参加型にならないと。ただ単に源氏物語を中心にしたイベントばっかりをやるのでは、それもまたイベントに参加する人はそういう特殊ないわゆるそういう知識を持った人しか集まってこないということになってくると、私はこの市民参加型というのが消えていくような気がいたしますので、もっと企画力をしっかり持っていただきたいと。そして、行政がこういうところについては行政がかかわっていくんだと、全体の事務局は民間と行政が合体をして、だれとだれが参画をしていくんだと、どの部分とどの部分が参画していくんだということをやっぱり明確に今後打ち出していっていただきたいと。 今回は来遊千年祭ですから、これに対して大幅な予算が計上されたんだろうというふうに私は思います。最後に、このあとこれが済むころの来年あたり、来年の3月、1年後ぐらいになりますか、またかなり大幅な補正予算の可能性があるのかどうか。私が聞きますところは、総予算として、この事業の総予算として1億円以内ではできないというふうなことも聞いてるわけです。今先ほど7,000万円と言われましたけれども、1億数千万円かかるであろうというふうな話も聞いておりますし、それに対してこの比率でまた2,000万円ぐらい出ていくのではなかろうかという予感も、心配もするわけでありますんで、それを含めましてひとつ決意、教育長にひとつ決意ぐらい一遍お答えいただきたいんですけどね、この企画力という点についての。教育長。補正予算については、ひとつお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 川口教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(川口誠治君) 補正があるかということでございますが、1億円というのは新聞紙上で非常ににぎわったところでございますが、これは実行委員会といいますか、源氏物語やっておられるアカデミーの方の夢物語としてそういった国司の旅のときに衣装をつくればそれぐらいかかるだろうというようなことで言われたような数字もあろうかと思うわけでございまして、補正につきましては今後、今実際実行委員会の方で一生懸命やっていただいておりますので、今後補正をするというようなことは考えておりません。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 高森保治君。 ◆(高森保治君) 本年度の予算の、ページが128ページ、目4教育振興費、節19負担金補助及び交付金のうちで500万円が武生東高校の創立10周年記念の補助金として出ておるわけでございますが、これは私どもの母校であります武生高校も来年は120周年とかという事業を計画いたしておるわけでございますし、聞くところによりますと5億円ぐらいの予算を持っておるというようなことも聞いておりますが、この補助金ということにつきましてはいろいろとその中身によりましても差異があろうかと思いますけれども、この500万円という基準というものがどういうような格好で査定されたかと、あるいはその事業内容がどういうようなものであるかというようなことを市長部局より御説明をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 松村助役。 ◎助役(松村貞夫君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 まず、記念事業の内容でございますが、これは内容につきましては学校の方から陳情を受けましたので、それをそのままを発表させていただきます。 まず、記念式典と祝賀会、それから講演会、それからトレーニング場の建設、それから校地緑化植樹、それから図書館図書の充実、それから記念誌、同窓会名簿等の発行というような事業内容でございます。 どういう基準で予算査定したかというような御質問かと思いますが、従来の各高校の周年記念事業を参考にしながら補助金の額を決定したわけでございます。今回の東高校の記念事業費は総額で5,500万円の総額でございます。それの1割以内ということで500万円を計上させていただきました。特に、今回は10周年記念事業でございます。他の学校でございますと、ある程度の時間もたっておりまして、卒業生も多いわけでございますが、当校につきましては、まだ大学へ行ってますと本当に働く生徒さんの数というと、もう3分の1ぐらいに減るわけでございまして、そういうことを勘案しましたし、さらにはこの東高校を誘致するまでのいろんな活動がございます。これは長い期間を経てるわけでございますが、市長はもとより議会の皆さんにもいろいろと御苦労をおかけしたわけでございまして、ちょうど58年の9月議会で県立高等学校誘致特別委員会を設置していただくなどして、理事者、議会が一丸となって大変努力した結果の集大成と感じているわけでございますので、これらを踏まえまして今回500万円を計上させていただいたわけでございます。よろしく御理解を賜れば幸いでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 高森保治君。 ◆(高森保治君) ただいまの事業を行うことにつきましての内容の項目は、いろいろ列記されましたが、それぞれの中でそれぞれの予算というものの明細なお答えはなかったわけでございますが、私も武生東高校の設立につきましては、大変なる御努力をされているというようなことにつきましては、もちろん評価いたしますし、武生地域におきましての高等学校の生徒さんを収容することにつきましても、それなりの効果は上がっていると思いますが、こういうような格好でそれぞれ補助金をいただくというようなときに、学校内の生い立ちというようなことが基本になってまいりますと、なかなか査定を行うというようなことに、今後これからこういうような問題が起きてまいりますと、いろいろとその軽重が出てくると思うんですね。ただ、金銭的にそういうなものを補う人が卒業年次が低いから大変に苦労があるであろうというような、そういうような配慮をされるのはまことに結構なことでありますけれども、抽象的な格好での評価、査定というようなことになってまいりますと、大変にこれから難しいことができるのでないかと思いますので、やはりこういうような周年記念事業を開催することにつきましては、ある一定の基準づくりをしていただきまして、私先ほど申しました武生高校が来年行われますところのそういうような事業費も相当高額になってくるというようなことになってまいりますと、何かと財政不如意の武生におきましては大変かと、かように思いますから、やはりある程度の歯どめが必要ではないかと思いますが、基準づくりということをお考えになってるかどうかをお尋ねいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 松村助役。 ◎助役(松村貞夫君) 御指摘のように、今後そう多くはないと思いますが、発生してくるわけでございますので、当然ながら御指摘のように基準も必要ではないかと思うわけでございますので、今後につきましては基準をきちっとした、ガイドラインとなりますが、基準をつくる中で執行に当たっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 高森保治君。 ◆(高森保治君) 学校というのは義務教育の中での小学校、中学校等々も含めまして、現在武生市では中学校が本年50周年というようなものを迎えにかかります。こういうようなところへもしかるべき補助金のお話というのが出てくるかと思いますが、ただいま助役がおっしゃいましたように、こういうような補助金につきまして、基準づくりをいたしていただきまして、その執行ということにつきましては、本年度からその任に当たっていただくというようなことにつきまして、確答をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 松村助役。 ◎助役(松村貞夫君) 御指摘の小・中学校につきましては、これ当然義務教育でございますので、これは別といたしまして、基準はきちっとしたものをつくっていきたいと思っております。 ○議長(井上幹夫君) 暫時休憩いたします。       休憩 午前11時52分       再開 午後 1時00分 ○議長(井上幹夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 質疑を続けます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 吉田津義君。 ◆(吉田津義君) 済いません。 お手元の予算書の152ページ、目体育振興費、19負担金補助及び交付金、この項目の中の日本ソフトボール女子リーグ開催補助金のことにつきましてお聞きをしたいと思います。 まず、この日本ソフトボール女子リーグが武生で開催される予定なんですが、どのような経過で武生市で開催をされるのか、それが1点と、また場所はどこでやってどれぐらいのチーム数の参加があるのか、その点をまずお聞きをしたいと思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 川口教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(川口誠治君) 日本ソフトボールの女子リーグの開催でございますが、これは日本のソフトボール女子リーグの2部に加盟しております8チームでございまして、武生東運動公園で武生大会を開催するというものでございまして、これはソフトボール協会の方で武生誘致したというものでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 吉田津義君。 ◆(吉田津義君) ただいまの御答弁で大体わかりましたが、武生市のソフトボール協会から要請があったと。で、私はここで20万円の補助金に関しまして再度の質問をしたいと思います。私の方で調べさせていただきましたら、武生市のソフトボール協会からは100万円の要請があったと。それに対して、今回20万円の予算がついているわけですが、やはりこの2部のソフトボール、全国の、武生で開催されるのは初めてだろうと思います。私も若いときからソフトボール等をやっておりまして、非常に水面下でソフトボールを支援している人はたくさんいるわけです。それで、この20万円の補助金が妥当かどうか、今までにも過去に全国的な規模の大会が武生で開催されていることだろうと思うんですが、そういった大会等の補助金の絡みが妥当なのかどうか、それが1点ですね。 2点目は、今後やはり武生におきましては、サンドームもできましたし、全国的な大会が誘致もされるだろうし、そういった意味で、こういった武生で全国的な大会が行われる場合の基準があるのかどうかですね、補助金を出す基準が。そこら辺どをお聞きをしたいと思います。また、今回武生で開かれるんですが、武生のイメージを全国に発信する非常にいい機会だと思います。そういった意味で、この大会を利用して、武生のイメージアップにはどうつながっていくのだろうか、そこら辺どの御答弁をお願いしたいと思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 川口教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(川口誠治君) 20万円は妥当かということでございますが、いろいろと要求のあった中で検討いたしました結果、20万円というようなことで予算計上をさせてもらったわけでございます。 補助金の基準等につきましては、それぞれケース・バイ・ケースによろうかと思うわけでございまして、そういった理由の中身等も精査をしながら今後計上していきたいというふうに思っておりまして、全国大会、この前のバレーですか、あったときにも補助金を出している経緯がございますので、よろしくお願いいたしたいと思うわけでございます。そういった全国的な大会を武生へ呼んできますと、武生の名前も非常に広まるというふうなことで、有意義なものだというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 吉田津義君。 ◆(吉田津義君) 最後の質問になりますが、やはり私は今後武生のイメージをアップするために、こういった全国的な大会が将来たくさん開催されることになるだろうと予測します。そういった意味におきまして、やはりこういった大会の補助金の基準をやはり決めるべきではなかろうかと。午前中の高森議員の質問にもありましたが、ちょっとニュアンスは違いますが、やはり同じように基準は決めていくべきでなかろうかと、そのように思うわけです。そこら辺どの、市長。ここでやっぱり市長の答弁を求めますが、やはりこういったケースの場合においても、やはりもうちょっと武生といたしまして補助金を出すべきだと。そして、武生のイメージアップにつながるためにも、金額はもうちょっと高めに出すべきだし、基準は決めるべきだと思います。そこら辺どの御見解をお聞きしたいと思います。 終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 各種大会、特に全国大会規模になりますと、それ相当な経費もかかるものと思われますし、今日までも取り組んでまいった経緯もございますので、それらを勘案いたしまして、基準づくりをせよということでございますので、検討させていただきます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 関正美君。 ◆(関正美君) 予算書の中から1点だけお尋ねいたします。 80ページの節の19負担金補助及び交付金の中の一番最後の項目で、看護婦養成施設設置整備事業補助金5,000万円、これまた来年度も5,000万円ということをお聞きしてるわけでありますが、まずこの予算計上の経過についてどのような経過かお尋ねいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 安井市民生活部長。 ◎市民生活部長(安井清美君) 看護婦養成施設の補助金に関しての御質問でございますけれども、この経過はというようなことでございますが、平成4年ごろからこういった看護婦養成所の設置について必要性がいろいろと提起をされたわけでございまして、その後武生市地域医療協議会、あるいは公的医療機関等でいろいろと御論議をいただきまして、医師会、市の職員あわせてこういった設置について検討を重ねてきたところでございます。昨年の3月に武生医師会におきまして、医師会の方でそういった専門学校を設立しようということで、医師会の総会で正式に決議をされまして、そういった建設に向けて現在準備を進めている状況でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 関正美君。 ◆(関正美君) 関連してお尋ねいたしますが、現在県内には幾つかの准看、あるいは高看の学院がありまして、看護婦を養成してるわけでありますが、一つの今大きな問題点として、その当地の学校を卒業した看護婦が果たしてその就職のときにその当地にとどまってるかどうかと、その点が非常に大きな引っかかりになってるわけなんですね。自分のいわゆる市でそういったことをやっておりながら、就職の時点ではほかの市へ行ってしまうと。また、結婚等もありまして。ですから、そういう問題で今回の正看の学院の設置によって、いわゆる看護婦として養成された正看のメンバーが武生市に定着されるかどうか、この点についてはどのような認識をお持ちか。また、看護婦不足というその状況が、果たしてこれによって解消されてくるのかどうか。また、今までは准看がありましたことによって、例えば結婚した女性がいわゆる子供を産んで、そして保育園に預けられるような状況になったときに、何とか手に職を持ちたいと、そこのところから准看の学院を利用して看護婦を目指したという状況があるわけなんです。これが鯖江にあるから鯖江に行けばよいではないかと、こういうことをおっしゃるわけですが、やはりしゅうとさんを抱えて、あるいはまた子供をあれしながら、また働きながらということになれば、武生であったがゆえにそういったことができたわけなんですね。そういうことを考えると、中途から看護婦を目指す武生のいわゆる女性は、道が閉ざされたように思うわけなんですね。この点についてどういう御認識をお持ちかお尋ねいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 安井市民生活部長。 ◎市民生活部長(安井清美君) まず看護職員の就業状況でございますけれども、武生医師会のエリア、今51機関あるわけでございますけれども、この中で89%が県内の養成所を出身されてる方が武生市内エリアで働いておられるわけでございます、そのうち約40%が現在武生の准看護学院の出身者というようなことでございます。ちなみに、武生医師会の正看、准看の比率を申し上げますと、福井県平均で52%ということでございますけれども、武生エリアにおきましては、正看比率が23%台ということで、県下の半分以下というような状況でございます。こうしたことから、医師会におかれましても、医療機関内いろいろ、今後の看護職員の採用状況あるいはそういった看護職員の資質の向上ということもあわせまして、アンケート調査したところ、今後10年間で約400名程度採用するというような各医療機関のアンケート結果も出てるわけでございまして、昨今のこういった医療技術の高度化によりまして、看護職員も当然質の高度化が叫ばれてきておるような状況でございまして、今回そういった専門学校の養成ということで、医師会で取り組みをされるというようなことでございます。 したがいまして、准看につきましては丹南圏域の医療機関あるいは関係市町村とも医師会で十分協議をなされまして、鯖江市にも医師会立で准看護学院があるわけでございますけれども、ここの定員を現在20名から30名にふやしていこうというようなことで、丹南圏域エリア内でそういった正看、准看の持ち分をはっきりしながら進めていこうというようなことでございます。また、武生で養成した正看につきましては、武生市内の医療機関に就職されないでほかへされる方もあるんじゃないかというような御懸念もあるようでございますけれども、それぞれ武生の医療機関内でそういった正看比率が低いということで、採用計画を持っているというようなことから、100%とはいかないまでも、それに近い数字は武生、丹南圏域内で、そういった正看の看護婦の就業がなされるんでないかというふうに私どもも期待を持っているわけでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 関正美君。 ◆(関正美君) 武生に高看の学院ができることによりまして、看護婦を目指そうとする若い女性が、最高のそういった先端のいわゆる医療のそういった学問を身につけたときには、やはりそれが発揮できる職場としては、そういう機能を備えたところへ就職したいと、こういう考えを持つのが人情なんですね。また、武生市の病院を今まで眺めてみましても、高看が欲しいところと准看でいいところと、そういうことがやはりあるわけなんですね。そういうときに、就職の時点になったときに、やはり私はそういう医療機関というものがきちっと完備されたところへ就職が流れるんではないかという懸念がやはりなされてるわけなんですね。また、現在のそういう医療技術というものが専門的に頭の中へ詰め込むことよりも、やはり現場の中で5年、10年と積み上げた医療技術が生きる場合があるんですね。例えば、我々が注射一本射ってもらうときでも、「痛くないですよ」と声をかけてもらいながら本当に痛くない場合と、そういう声をかけてもらいながらなおかつ3遍ぐらい刺しかえられて、痛くてかなわんときもやっぱりあるわけなんですね。初めのうちには大根とかニンジンで大分訓練もするらしいんですけども、やはりこういう医療現場におきまして、そういう経験が生きる。ましてやこれからは訪問看護に重点を置いた、そういうような医療の体制になってくわけなんですね。そうすると、訪問看護したときに、相手はお年寄りでしょう。そうすると、そういう経験を優先された看護婦をやっぱり回してくれと、こういう要請が来るわけなんですね。こういうときの問題点とか、あるいはまた今の現在の准看護婦のメンバーたちがこれからだんだん年をとっていく。その中において高看の卒業生がこれから出てくるわけですね。そのときに、今の准看の医療経験を積んだメンバーがいわゆる重労働の方へ回されるんでないかと、こういう懸念が生まれてるわけなんですね。そういう病院と現場との板挟み等において、退職を余儀なくされるような状況も生まれてくるんではないかと、こういう懸念がやはり生まれております。こういうところについては、どのような御見解がお尋ねいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 安井市民生活部長。 ◎市民生活部長(安井清美君) 正看と准看の現場での労働条件の問題でございますけれども、アンケート調査からおきましても、正看の希望が四百数名というように申し上げましたけれども、その中で約半数が正看を欲しいというような、そういった51の医療機関からそういったアンケートの調査結果からも出ております。したがいまして、准看も当然現在准看の資格を持った方も相当数医療機関でも働いておられるわけでございますけれども、全国的なそういった准看制度につきましては、先ほど申し上げましたように高学歴志向で進学率が非常に高いということで、全国的な傾向で准看の施設についての応募が、非常に定員割れを起こしているというようなことで少ないということで、准看制度見直しというようなことで、厚生省の方でも現在検討をされておりますし、また日本の看護協会等におきましても、そういった准看をさらに正看への道を閉ざすべく、そういった准看制度を廃止すべきだというような意見も出てるわけでございまして、したがいましてそういった准看、正看、それぞれ看護職員はおるわけでございますけれども、それぞれの医療機関の中で働く中で、正看は正看、准看は准看のそういった仕事の分野がおのずとあろうかと思いますけれども、それによって正看が年齢が若いさきに、准看がどうのこうのというようなことはそれぞれ若干問題は医療機関内であるかもわかりませんけれども、十分そういったことのないように、これ医療機関独自でひとつ判断をしていただいて、正看は正看の業務、准看は准看の業務というような形で、おのずとそういった仕事が分かれてきて、差別というようなことではございませんけれども、そういうような一つの資格上の問題もございますので、そういうような形で進むんでないかなというふうに思っておりますので、ひとつ御理解賜りたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 蔭山千代治君。 ◆(蔭山千代治君) 55ページの目6積雪対策費5,000万円の中で、節14使用料及び賃借料の3,648万3,000円についてお尋ねをしたいと思います。 まずその前に、ことしは1月の月末31日から2月1、2、3、本当に集中した積雪がございまして、大変御苦労いただいたわけでございますが、特にことしは日中雪が降りまして、それが圧雪になりまして、大変な交通マヒ状態を起こしたわけでございますけれども、それに当たる皆さん方大変努力されまして、一生懸命に除雪されましたことを心から敬意を表したいと思うわけでございます。 そうした中で、私はお尋ね申し上げたいのは、今武生市道延長が647キロ、現在あるわけでございますが、そうした中で機械借り上げ、また市として機械除雪ができる可能な道路が、私の調べたところでは408キロと出ております。その中で、融雪が整備されました道路が延長で14キロと承っております。そうしますと、機械除雪ができない道路が225キロあるわけでございますが、その中で歩行用の小型除雪機が8馬力から15馬力の間で、県が3分の1、市が3分の1の助成で、大体47台活動してるわけでございますし、8年度のこの予算の中でもまた5台予算が上がってるわけでございますが、この小型の機械の流れを見ますと、やはり郊外、または村部の方の同じ狭い道路でもそういう可能な、そういうようなとこへ集中してるように思われるわけでございます。そこで、特に市街化のそういう道路、機械除雪できない道路ですね。それが非常に皆さん苦労されてるわけでございまして、町内によっては実質積み立てをして、町内会の中から積み立てして排雪をやってるという話も聞いておるわけでございます。その中で、昨年福井市がそういう道路に対して除雪機械が出動回数掛ける1キロ3万円以内というような助成をやるという条例をつくられて、ことし福井へ行ってみますと、やはり道路に対する市民の皆さんで非常に活動を熱心にやられて何かこう活性化が見られるわけでございます。そうした中で、いろいろ調べてみますと、先般山本議員の代表質問の中でも触れられたわけでございますが、9月にそういう道路無雪化事業整備計画というようなことで、市内全域の整備計画策定を進めていきたいというようなことが言われたわけでございます。そうした中で、やはり一番お願いをしたいのは、市街地の裏通り、やはり空き家もございますし、やはり年も高齢化になって、なかなか町内でも大変だというようなことを聞いております。そういうことですから、まずこれから整備計画策定に当たっても、当然予算にあわして進められるわけですが、やはりその順位の中で、やはり今言いましたところを重点的によく調査されて、一日も早くこの無雪化事業を推進していただきたいと、そう思いますし、お願いしたいと思います。それにあわせて、一遍にできないと思いますから、そういう路線に対して福井みたいな条例化して、ひとつ武生市も独自の補助体制を考えていただきたいと思うんですが、その点についてお答えをいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 辻建設部長。 ◎建設部長(辻信義君) 狭い道路の民間の方が除雪されるときの助成金のあり方についてのお尋ねでございます。 ちょっと福井市の例が上げられましたけども、福井市の場合を申し上げますと、福井市の場合は6メートル以上の道路の除雪、それから積雪が15センチ以上と、武生の場合は4メートル50以上、さらに除雪出動いたしますのが10センチ以上と、こういうようなことになってるわけでございます。 先般、代表質問の中でもお答えいたしましたように、そういった助成金のあり方につきまして、十分検討していきたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 蔭山千代治君。 ◆(蔭山千代治君) 今の部長のお答えで、検討していきたいというようなことでございますが、これに対して市長のひとつお考えをお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) ただいま部長の方から答弁させていただきましたとおりでございまして、検討させていただきます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 蔭山千代治君。 ◆(蔭山千代治君) ぜひひとつ前向きに実行できるようにひとつ検討していただくよう心から要望して終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 嵐等君。 ◆(嵐等君) 3点ばかりお聞きをしたいと思います。 1点目でございますけれども、56ページの防災対策費の中の節の11の需用費の医薬材料費でございます。 これお聞きしていますところによりますと、ヨウ素剤を1戸当たり2粒ずつ配布するというような、過日の新聞で自治会を通して5月ごろに配布すると聞いています。このヨウ素剤でございますけれども、この配布することは、市民の皆様方に大変安心感を与えるという意味ではよいかもしれませんけれども、また反面恐怖もあると思いますね。しかし、ヨウ素剤の性質とか効能、またはどのようなときに飲用するのか、全く我々はわからないのであります。今後のこの対応はどのようにするのかお聞きをしたいと思います。 次に、2点目でございますけれども、94ページの節の19負担金補助及び交付金の中に、下から8行目ですかね、集落水田営農活性化対策推進事業補助金でございますけれども、4,464万8,000円の中に、実は今までこの中に武生市はソバやとか大麦やとか豆というものを奨励してきたわけでございますけれども、ことしは武生市としては初めての試みであります景観作物としてコスモスの花を作付を奨励しているんですけれども、このコスモスの花の大体どのぐらいの面積が適当であるか、またこの条件、それからコスモスに限定した理由、この3点お聞きしたいと思います。 次に、3点目でございますけれども、147ページの公会堂記念館等管理費の中に需用費の11需用費の中に、印刷製本費506万4,000円、これはお聞きをしておりますところによりますと、この事業は特別展をやるというような、図録とかポスターとかというようなのをつくる費用だと聞いておりますんですけれども、今後特別展を開くに当たってどのような方向性でするのか、お聞きをしたいと思います。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中栄三君) まず、第1点目のヨウ素剤関係でございますが、性質、効能、市民に今後配布するに当たりまして、どのような対応をするかという御質問でございますが、これらにつきましてはただいま武生の医師会の先生方といろいろと協議中でございまして、ヨウ素剤そのものの副作用の点もございますので、そういったアレルギー性のお方が御使用になる場合は、事前にどのような処置をしなければならないかとか、いろいろな細部にわたりまして、今医師会と詰めているところでございます。いろいろとそういった仕様書ができ次第、各市民に理解していただけるような資料とともに配布をいたしまして、事故のないようにいたしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(井上幹夫君) 佐々木産業経済部長。 ◎産業経済部長(佐々木強君) 2つ目の御質問の、今回生産調整の中に入れました景観作物としてコスモスを入れたわけでありますけども、これも試験的に導入したいということで入れました。で、どのぐらいの作付をしたらいいかということですが、できましたら1反を基準としたいというふうに考えております。できる限り幹線道路沿い、それから公共施設沿い周辺を配慮した景観作物として取り入れたいということでございますので、よろしくお願い申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 川口教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(川口誠治君) 公会堂記念館の特別展についてのお尋ねでございまして、今後どのような運営をするかというようなことでございますが、運営の方法といたしまては長期的にどういうようにするか、あるいはまた当面どうするかというようなことで今考えとるわけでございまして、長期的な展望といたしましては、運営協議会の委員さん方にその方向性について検討いただいてるところでございまして、当面の運用といたしまして、この秋に特別展示をやろうということで予算をお願いしたところでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 嵐等君。 ◆(嵐等君) まず、1点目のこのコスモスのあれは試験的な導入だというふうに御答弁がありまして、これは試験的というと、何かこれだけに限って、もっと違うほかの花も、例えばレンゲ草でも、あるいはマリーゴールドでも、いろんな花がございます。そういうようなことで、今後やはりそういうようなこともお考えいただけたらどうかなというふうにこれは思います。 それから、今面積のお尋ねをしたところ、1反といいますと大変なる面積でございまして、武生市でも大体田んぼの平均が8反ぐらいでないんかなと思うんですけども、転作面積がそれほど平均しますと1反にはならんのんでねえんかなと。また。固まったところもありませんし、また公共施設の周りとか、あるいはやろうと思う人は全く道路沿いとも我々もありますけれども、1反というとなかなか難しいんでないんかなと。今までに転作面積が私が聞いたところによりますと大体100平米以上ですか、大体それぐらい以上すれば転作面積として認められるっちゅうな話を聞いてるんですけども、1反コスモスといいますと、大変花というものは大変管理がかかります。やはりその面積が1反もしますと、もうこの花ばっかりつくってると手間がかかってどうもならん。ただ、播いとけばただ景観作物としてまたこういう今担当言いましたけれども、お聞きしますけれども、ただ播いておけば、景観作物として、また認められてもらえるのか。今1反と言いましたけれども、その辺のところをお聞きしておきます。 それから、2点目でございますけれども、医師会等でヨウ素剤のことでございますけれども、医師会と今協議しながら、なるべく副作用のおそれがあるような品物だと、薬だと。おそれがあると。アレルギー体質に対してはおそれがあるというようなことでございますけれども、これはやはり市民の皆さん方に、やはり武生市も区長連合会等もきちっとしてますし、そういうところにもきちっとお話をしていただいて、市民の方の隅々まで、もしものことがあったら大変でございますけれども、そういう薬はよくわかるように説明をしていただきたいなというふうに思います。 これに関連しまして、いろいろと昨年12月8日に「高速増殖炉もんじゅ」ですけども、この事故に対しましては私たち議会も12月に意見書を国に提出してるわけでございます。その後の調査で、いろいろと原子炉の停止が遅いとか、あるいは通報のおくれとかビデオ隠しとか、いろいろと県民、我々に対して不信感を与えた「もんじゅ」であったかと思います。幸いにして県の環境放射能調査の結果では、環境への影響はないというような報告があったわけでございます。この事故に対しましては、大変科学技術庁とか県、地元はもちろんでございますけども、非常に調査を今しているというようなことでございます。この間もちょっとテレビを見たんですけれども、フランスからでもこの事故の調査に来ている。大変、世界にまでまれにない事故だというふうに私は思っているわけでございます。この事故に対しましては、市長も県の市長会でも強く抗議も述べていると思いますけれども、武生市の市長として、また南越消防組合の管理者としてどのような「もんじゅ」に対して対応したのかとお聞きをしたいと思います。 次に、3点目でございますけども、公会堂記念館でございますけども、この秋に特別展をやるというようなことでございますけれども、一生懸命立派になるようにこれは要望しますけども、この公会堂ですけれども、昨年3億7,000万円ぐらいの費用をかけて大きな話題を呼んで、昨年11月22日にオープンをしたわけでございます。私たち明政会の山本議員の代表質問の中にも市長の答弁がございましたけれども、11月22日から2月末日までの大体平均が、77日間開館して33人の平均の入館者があったというふうに市長も述べていますけども、大変これ話題を呼んだ公会堂の割には人が余り来なかったなあというふうに私は思っております。この公会堂を今後生かすためにも、やはり余り人が来なかったちゅうことは、余りよくないちゅうと失礼に当たりますけれども、余り人の目に引くような絵画ではなかったのではと私は思うわけでございます。やはり今後の公会堂を生かすためには、やはり他市との連絡を取るためにもお互いに賃借関係を持つというようなことで、絵を貸したり借りたりするんですね。そういうために、今後絵画の購入は考えていないのかというふうにお聞きをします。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小島市長公室長。 ◎市長公室長(小島進二郎君) もんじゅの件でございますが、もんじゅの事故の発生後、もんじゅの敦賀の事務所の担当者が私の方へ3回ほど参りまして、事故の原因、それから今後の対策等についていろいろ報告があったわけでございます。私どももこのことにつきまして、事故後の対応について少し手ぬるいんではないかということを強く抗議をいたしておいたわけでございます。また、最近につきましては、福井県に対しまして、事故後の処理についての回答をしたわけでございますが、そのことにつきましても私どもへ事故報告がありまして、私どもも隣々接になりますが、その後につきましては当然早く連絡をしてほしいということを強く抗議をしておいたわけでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 佐々木産業経済部長。 ◎産業経済部長(佐々木強君) 景観作物の種類でございますけれども、ことしはとりあえずコスモスを取り上げさせていただきました。そのほかにもないのかということでございますが、今嵐議員おっしゃるとおり、レンゲ草とか、またヒマワリ等があるわけでございますけれども、それらにつきましては平成9年の生産調整を目指して、ことし夏ごろまでには決めたいというふうに思っております。 それから、景観作物の面積でございますけれども、1反を基準とするということでございますが、それらの今嵐議員のおっしゃいました平均反別等といいますと、1反というのは非常に大き過ぎるんではないかということでございますが、集落間との話し合いとか、いろんな集落内で話し合っていただき、集団化できるところは1反なり2反なりやっていただく、小さいところはお互いに出し合ってやるというようなことも考えられますし、これを崩しますと、非常に補助対象面積調査をしていくときに困難性があるということで、あくまでも1反を基準といたしますけれども、そのほかにつきましては、また調査段階で御相談をさせていただきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 川口教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(川口誠治君) 今後に向けて絵画を買う気はないかというようなことでございますが、議員御指摘のように絵画を賃借、貸借いたしますと、お互いにこちらも物を持っていなければ当然できませんので、今すぐにということではございませんが、将来に向けてはそういうことも十分考えていかなければならないというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 嵐等君。 ◆(嵐等君) 今産業部長の方から一反ちゅうものも今後集落間で話し合ってくれと。今後また調査して、こういうことも考えるというような御答弁でございましたので、余りそういうことを言いますと、先ほど私申しましたけれども、こういう景観作物ちゅうものは道端ばっかりに条件がそろってる人ばかりじゃございませんので、そういうところもよく検討していただきたいなというふうには要望しておきます。 次に、今2点目の公室長の方から御答弁がありましたけれども、今後もこういう事故が絶対ないというような保証は絶対ありませんので、どうか強く、これからもこういう事故がありましたら、近隣隣々の武生市ではございますけれども、やはり今後武生市として強くああいう形がありましたら、市長みずから出ていってやはり抗議を申し込んでいただきたいなというふうに要望しときます。 次に、3点目でございますけれども、今絵を買うと、今後検討するというようなことで、今局長がおっしゃいましたように、やはりそういうことも今後課題に入れ、また検討していただき、そして武生市も公会堂を生かすためにも、市長はすぐ市民のためにとか、市民参加型、情報の発信地というようなお言葉がございますので、どうかそういう情報の発信地とできるような施設、展示ものを今後購入していただきたいと、これも要望して私の質問を終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 福田修治君。 ◆(福田修治君) 3点質問をいたしたいと思います。 最初に、56ページの防災訓練費の中の19負担金及び交付金と関連をしまして、同じページでございますけれども、防災対策費の中の19負担金及び交付金、関連をいたしますので、これ2つ兼ねてまず1つ御質問いたします。 これについては、自主防災組織とはいかなるものかということと、その具体的な内容についてお聞きをしたいと。で、防災対策費の中にあります自主防災組織備品購入事業ということですけども、これも関連してるのかどうか、この点でまずお伺いをしたいと思います。 確かに今回の予算を見てみますと、防災対策に関する予算計上は4,331万7,000円ということで、前年度に比べますと、前年度は防災会議費76万円のみでございますから、相当のいわゆる予算計上であったということについては、昨年の阪神・淡路大震災の経験を生かして、武生市もこうした予算を計上されたということについては敬意を表したいと思います。そういう点でこれからとも一層努力をされると思いますけれども、その点の自主防災に関する組織の内容とその内訳、それから防災対策費の中の委託料、防災基礎調査委託料1,437万2,000円、この内容についてどのような調査をされるのかということをお尋ねをいたしたいと、これがまず1点であります。 2点目は、97ページの菊栽培事業費として掲載をされていますけれども、ここでの予算計上ということじゃなしに、私がお尋ねしたいのはこれまで一昨年、昨年と武生市の中で具体的には菊ワインというのを取り上げてこられて、それぞれの2年間のいわゆる消費量といいますか、一昨年はどれだけ、昨年はどれだけということについてお尋ねをいたしたいと思います。 それから、3点目の質問は104ページであります。観光費ということで、観光費の中の13番、委託料の中に観光事業調査委託料1,290万円の内訳といいますか、内容といいますか、どういう内容の調査委託をされるのか、この点についてお聞きをいたしたいと思います。 以上、3点をよろしくお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中栄三君) まず、56ページの7防災訓練費でございますが、負担金補助及び交付金で114万円計上させていただいているわけでございますが、これは地区の防災訓練費ということでございます。県の補助事業でございまして、1地区50万円の事業費によりまして3地区、今訓練を計画いたすところでございます。 訓練の内容につきましては、炊き出しなどを込めましたある程度総合的な地区での訓練を実施したいと思うわけでございます。これに関連しまして、18番の防災対策費の19負担金補助及び交付金1,297万円でございますが、そのうち負担金1,097万円につきましては、これは村国山の上に防災無線の鉄塔でございますが、高さ36メートルの鉄塔を建てまして丹南地区の中継基地にしたいということでございます。また、補助金でございますが、200万円計上してございますが、これは自主防災組織備蓄品購入助成ということでございます。自主的な防災組織をつくっていただきまして、町内ごとに簡単な防災備品、例えば毛布とかポリバケツ等を購入されますと、1地区10万円の助成をしたいということでございます。 また、13番の委託料でございますが、まず防災基礎調査委託料でございます。これにつきましては、地震のアセスメントの調査をいたそうとするものでございます。 次に、公共施設耐震調査委託料でございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 佐々木産業経済部長。 ◎産業経済部長(佐々木強君) 武生市の特産品でございます菊ワインの問い合わせでございますけれども、第1回目につくりました菊ワインにつきましては、平成5年8月から研究開発を始めまして、平成6年9月に第1回目の6,000本製造をいたしました。それが完売いたしまして、平成7年9月、昨年でございますが、9月に第2回目の菊ワインを製造いたしました。これも6,000本でございます。現在、順調な売れ行きをしておりまして、この間全国菊花連盟の総会を武生でやったときにも非常に内外的に好評でございまして、その日だけでも90本近く売れたということで、非常に好評でございました。なお、第1回目につくりました菊ワインが、渋みとかにおい等が少しきつかったっていいますか、そういう関係で今回は甘味を増したということ、マイルドにしたということでございまして、20代の女性にも楽しんでいただけるというように変えて、6,000本製造をいたしました。 それから2点目の観光費の中の観光事業調査委託料1,290万円でございますけれども、これらにつきましては、現在味真野越前の里を中心とした味真野地区全体の観光ビジョンをつくりたいということで計上させていただきました。議員も御承知のように、味真野地区は歴史的にも興味深い史跡、寺院も多くありまして、観光開発のためには貴重な考察が必要であるということから、この事業費を計上させていただきました。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 福田修治君。 ◆(福田修治君) 今防災関係のことでお聞きをいたしました中で、とりわけ地区ですね。ある面で申し上げますと、モデル地区になろうかと思いますけども、いわゆるそれぞれの地区で自主防災組織ちゅうのは具体的に公民館中心にして可能なのかどうなのか、同時にそのほかの地域については、今回3地区ということでございますけれども、どうしていくのかということですね。随時、例えば補正を組んでまたさらにやるんだとか、あるいは来年だとかということになるのかどうか、この点についてお尋ねをいたしたいと思います。 それから、地震アセスメント等々の作成で基礎調査委託をされるということでございますけれども、これについてはこれから積極的に、公共物はもちろんでございますけれども、市内におけるところの危険な、とりわけ武生市の場合には古い建物、あるいは古いさまざまな公共物もあるわけでございますから、積極的に早い時期に進めていただくということが大変大事じゃないかというふうに思います。そういう点でいわゆる委託費は、これからも防災対策に係る予算というのは大きくなってこようかと思いますけれども、ぜひともお願いをしたいということで、この点での市長に対してこれは決意も含めてお尋ねをしたいというふうに思います。 それから、菊特産の問題です。ワインの問題です。6年度6,000本、7年も6,000本であったということでございますけども、ここで私が申し上げたいのは、私もさまざまな会合等々に出席をさせていただきます。昨年も、議員みずから5,000円持ち寄って理事者との懇談会もありました。そこで、菊特産、せっかく武生市がこれだけワインをつくったと。味はともあれ、私は飲みませんから、味はともあれ、やっぱりせっかくの特産物を積極的に市民にあるいは多く広く県内に消費をしていただくということになれば、武生のイメージにもつながってくるということから考えますと、少なくとも諸会合を、あるいは諸懇談会等々の最初の1杯くらいは使っていただいていいんじゃないかということを、私はその点での市長並びに部長のこれからの対応についてお伺いをしたいと。そうすれば、当然消費はふえるということを前提に申し上げておきたいと思います。 それから、3点目の問題です。観光費の中におけるところの委託料の問題です。この点で今、ちょっと越前の里味真野の観光ビジョン云々ということでございますけれども、この点ではまだちょっと不十分な点があるわけです。具体的に内容はどうかということですね。ただ、私は申し上げたいのは、観光開発、大変大事ですし、とりわけ私どもはいただいた武生市の第3次総合計画等々を見てみますと、いわゆる観光事業は少なくとも武生市全体でどうしていくんだということがなければならないということを申し上げたいと思うんです。少なくとも今武生にあるさまざまな観光の、いわゆる具体的にはそれぞれ手がけていらっしゃいますけれども、これからの武生市の観光行政、観光事業に対する見方がはっきりしておらないと、その時々の事業を、あるいはその時々の事業費に予算をつけてしまうということになりかねないかということでございますので、内容等含めましてお聞きをいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中栄三君) 先ほどの自主防災組織活動支援事業でございますが、現在予定をいたしておりますのは、東地区、西地区、国高を今想定いたしまして、区長会と公民館等に今後詰めた話で持っていきたいと思うわけでございます。したがいまして、今年度は市街地並びに市街地に隣接しました国高地区を想定しているわけでございますが、ことしこの自主防災を踏まえまして、村部に対する訓練が必要ならば、逐次来年度防災訓練地区の指定地区の増加を図りたいと思うわけでございます。また、委託料でございますが、先ほどの御説明でちょっと説明不足だったと思いますが、公共施設の耐震診断委託料調査でございますが、これは武生市の事故がありましたら、第一番の避難施設となられるであろうと思います体育館、これの耐震診断を今早急に実施いたしたいと思うところであります。 以上、関連いたしまして、環境アセスの中でいろいろな施設に対しまして調査をいたしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 佐々木産業経済部長。 ◎産業経済部長(佐々木強君) 菊ワインのことにつきましては、議員おっしゃるとおりこれから積極的なPRをしていきたいというふうに考えております。 続きまして2つ目の観光事業調査委託料でございますが、これにつきましては平成2年の市長と区長の語る会、並びに平成3年、それから平成7年、これらの味真野地区と市長の語る会で武衛山の観光開発についての要望が出されております。これらにつきましては、味真野苑の整備が急いでおりまして、苑路舗装等がありましたので、今まで計上されなかったわけでありますけれども、平成7年にまた要望が出たものですから、今回のような計上をさせていただいたわけでありますけれども、ただ越前の里その周辺の整合性、それから武衛山そのものが文化財の埋蔵地区というようなことから、開発には慎重さが要求されてるわけであります。したがいまして、これからやります調査につきましては、自動車道を含めまして地域の住民の方々、またはアンケート、それからそういう段階を踏まえてアンケート調査の作成段階からコンサルを入れましてやっていきたいというふうに思っております。また、自動車道の建設につきましては、地元の合意形成が非常に重要なものでございますので、観光ビジョンを作成する段階で一応のルートとか位置、それから建設費用、地権者等々も知る必要がありますので、机上の測量設計をやっていきたいというふうに考えております。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 第2点目でございましたでしょうか、防災診断についての決意のほどをということでございましたが、先ほど部長も申し上げましたとおり、まずは今回の震災の経験を生かしまして、またその知恵をかりまして、適切な早期に防災診断をやるべきだということで、今後も引き続き実施をいたしてまいりたいと。特に、避難場所を中心といたしましてまずその実施をするべきであろうというように思っておりますので、継続を前提といたしながら取り組んでまいります。 それから、菊ワインのPR、これ本当にありがたいことでありまして、私どもも機会を見てPRをさせていただいているところでありますが、おかげさまで今回のワインは非常に好評であったと私は思っております。つい先日も、おかげさまで大阪に関西武生会という会が誕生いたしまして、その会にも私も出席をいたしまして、その菊ワインの宣伝をいたしてまいりましたが、お世辞もあるかもしれませんけれども、非常に好評でございましたので、これからもPRをいたしてまいりたいというふうに思います。 なお、観光資源の将来ビジョンでございますが、これも今ほど部長が申し上げましたが、武生市の場合には観光資源また歴史・文化的な価値の高いもの等、一緒になるものもございますし、学術的なものもございますし、いろいろふくそういたしておりますので、今議員が申されましたように、いずれの資源につきましても、また状況にありましても、全体的なビジョンというものは極めて大事であるというような認識をいたしておりますので、先ほど部長からの答弁のとおり文化、歴史、さらには観光資源としての将来の開発も順次行ってまいりたいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 福田修治君。 ◆(福田修治君) 最初の防災関係についてです。 これは、私もちょっと一般質問の中で申し上げてまいりましたけれども、今回特にこの間のいろんな事故続きの中で感じることは、やっぱり最終的には弱い立場にある人、障害を持ってられる方、そしておひとり暮らしをされている方というような通常的に社会の中で弱いということを言われておりますけれども、そういう人たちが震災、災害等々の中でどうやっぱり救われていくのかということが極めて重要だというふうに思うわけです。今のところ、いろんな形でヘルパーの方が家庭を回ったりさまざまされてると思います。ですから、私はやっぱり震災のいろんな調査と同時にそういう方たちに対する努力ってのは必要だということから申し上げました。いわゆる家具が倒れない、そういうような対応の予算がこれから計上されないか、そういうとこにやっぱり温かい手が差し伸べられないかということを私は申し上げておきたいと思います。この点は、一応はこういう形で要望しながら再び努力をしていただくということでお願いをしたいというふうに思います。 菊ワインの問題については、以上でとめますけども、3点目の観光費の問題です。具体的には今慎重に、特に文化遺産等々の絡みもありながら、アンケート調査しながら調査していくんだということであります。特に、武衛山の自動車道の問題が出てまいりました。ここでちょっと申し上げてまいりたいのは、私ども市民がかって村国山を武生市の一つの観光といいますか、そういうものとして見ながら開発をされた経過があると思います。しかも、自動車道もついてまいっております。しかし、現実的には今の村国山がどうかということになってまいりますと、非常にいわゆるさびれてるというか、そういう点での利用、あるいは武生市市民が見る目というのは違うんじゃないかというふうに思いますし、同時に一方では自動車道をつくったことによって自然環境といいますか、景観が損なわれてくるということもあるわけです。で、武生でいえば日野山、鬼ケ岳は別にしましても、村国山っていうのは武生市のある面では象徴だということから考えてみますと、自然を破壊しない形での観光開発、観光事業っていうのは極めて重要だということを考えていただきたいというふうに思いますし、同時に村国山開発との関係でぜひとも見ていただきたいということであります。ですから、その点を絡めまして、やっぱり今日の、確かに私は武衛山というのはわかりません、どの山か。しかし、そういうような山に果たして自動車道も含めた調査が今必要なのかどうか等々をいま一度お聞きをして質問を終わりたいと思うんです。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中栄三君) 防災の中で、特に今後弱者対策に努力するように御指摘を賜ったわけでございますが、私たちもこういった方々に対する対応を今後考えていきたいと思うわけでございます。なお、この後3月補正で出るわけでございますが、ひとり暮らしのお方に対しまして、救急袋を無料で今年度配布するような予算計上がしてございますので、またひとつそれもよろしくお願いをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 佐々木産業経済部長。 ◎産業経済部長(佐々木強君) 先ほど申し上げましたように、この開発につきましては、あくまでも慎重を期して、地元住民の意向に沿い、慎重なことをやっていきたいというふうに思っております。議員おっしゃるとおり自然の破壊につながらないような、また自然を大切にやっていきたいというふうに考えておりますので、御理解をお願いいたします。 ○議長(井上幹夫君) 暫時休憩いたします。       休憩 午後2時05分       再開 午後2時28分 ○議長(井上幹夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 質疑を続行いたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 池田芳男君。 ◆(池田芳男君) 102ページの商工費の中の商工振興費、21番貸付金、この1点のみお尋ねいたしたいと思います。 102ページです。この中で中小企業振興資金4億3,000万円、それから小規模事業育成資金、2億2,000万円、それから1つ飛ばしまして緊急経済対策特別運転資金預託金ということで1億5,000万円、ここに8億円貸付金として上がっておりますけれども、この金額ですけれども、ことしの2月末現在の資料を手元にいただいております。この実績をちょっと言わせていただきます。 金額といたしましては、ことしとほぼ同額でございますけれども、まず最初に小規模育成資金、これにつきましては預託金が2億2,000万円で融資枠が4億4,000万円、そのうち消化されましたのが15.3%の3億7,000万円、それから、中小企業振興資金につきましては預託金4億3,000万円につき融資総額8億6,000万円ですけれども、14%の7億3,000万円、それから円高の緊急経済対策特別融資ですけれども、これにつきましては5億円のうち1億3,000万円ということで27%、残っている金額ですけれども、協調倍率が違いますので平均はできませんけど、約2割しか満たしていないという状況でございます。こういった中にありまして、緊急経済対策、この円高につきましては昨年の実績ということで、1億5,000万円、これは妥当な線だと思いますけれども、実際これだけの予算を盛られておりながら、実際このように消化されてないということでございます。この原因につきましては、大きく分けまして3つあるかと思いますけれども、1つ各金融機関で資金がタブついておりますので、自己資金といいますか、プロパー資金を使う関係でどうしてもこういった制度融資を使わないと。 それから、ここにパンフレットがございますけど、これなんかを見ますと資産証明とか納税証明とか、金額の割にはいろんなたくさんの手続をしなければならないと。 それから、3番目に金利でございますけれども、長期の場合を言いますと育成資金で3.9%、それから振興資金では4.3%、そして円高につきましては2.25%と、これは低うございますけれども、こういったことでこの金利につきましても、今の現在の金利事情といいますか、これに当然そぐっておりませんので、そこら辺せっかく予算化されておりながら、根本的にこれらの制度融資を見直すべきじゃないかというふうに考えますので、そこら辺のお考えをお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 佐々木産業経済部長。 ◎産業経済部長(佐々木強君) 現在の中小企業向けの市の融資制度の貸し出しにつきましては、議員おっしゃるとおりで、相当昨年に比べてもちょっと低いということが言えると思います。ただ、今書類的に簡略をせよというようなことでございますけれども、現在の制度上、それからどこの銀行におきましても、その制度を今改定するということはちょっと難しいというふうに思っております。ただ、金利につきましては、動向を見ながら金融機関と協議をしていきたいというふうに思っております。なおまた、設備資金につきましては、利子補給もやっておりまして、利用をしてほしいわけでありますけれども、今の状況からいきますと、議員おっしゃるとおり銀行に金がタブついてるっていうんですか、そういうようなこともありまして、非常に利用が低くなってるというのが現状でありまして、今申し上げましたように金利等につきましては、ちょっとプライムレートの動向を見ながら金融機関と協議をしていきたいというふうに考えておりますので、御理解のほどをお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 池田芳男君。 ◆(池田芳男君) 当分こういった金利水準といいますが、こういう状態は多分続くと思いますので、担当幹事銀行さんですか、そこらと協議されまして早急にできるだけ見直しすようにしていただきたいと思います。これは要望にしておきます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 私は市長の所信表明の予算提案の説明の中での行政運営について行政改革大綱に基づき、事務事業の見直しなど諸項目について、市民の理解と協力のもと、全職員一丸となって計画的な行政改革を進めていくと、こういうふうに述べたわけでありますが、私たち共産党が新年度の予算と施策を申し入れる中で、4つの点について要望したわけですが、1つは清潔公正、2つ目は住民に責任を負う行政、それから3つ目に親切迅速な行政、4つ目には住民参加の行政と、こういう4つの基準に基づいた地方行政の確立を要望したわけであります。私はそういう点で前の議会にも述べましたが、業務量に見合った職員の配置、これをぜひ実行していかなければならない、これこそ市民サービスの最も大事な点であると私は思っております。そういう点で、私たちの要求に基づいて回答書を見ますと、職員の増員については適正数の配置、それから適材適所の配置をすると。そして、市民の代表で構成する武生市行政改革推進委員会で御意見をいただくと、こういうふうに回答書をいただきました。そういう点で私たちの言っているのは、とにかく今の市役所の職員の方々の仕事の実態をどう見られておられるんか、どのように見られておられるんか、これをまず最初にお聞きをいたしたいと思います。 それから、2番目の質問は12ページ、高年齢者労働能力活用事業費国庫補助金、これが1,850万円歳入として記載をされております。これとの関連で31ページ総務費、一般管理費委託料、これはシルバー人材センターの委託料が掲げられております。 最初に歳入の点で述べた1,850万円、これについてまず最初にお聞きしますが、これはシルバー人材センター、これ等への国庫補助金だと、こういうように聞いております。そして、これは2分の1で、武生市はその2分の1を補助して、合計3,700万円ですか、人材センターへ補助を出すと。この点についてこの補助金の内容、中身について国の補助金の内容を見ますと人材活用センターの規模が600人以上でありますとAランクの補助金がつくと。武生市はAランクに入るそうですが、他の鯖江市、敦賀市、福井市なんかはどのランクに入る補助金をもらっておられるのか、まずこれを伺いたいと思います。 それから、あともう一つは社会教育総務費137ページ、ここには男女共生推進事業についてそれぞれ合計しますと、334万9,000円、これは事務当局に聞きますと、女性行動計画作成のための予算であると。そして、この女性行動計画については、県内においては福井市で作成してると。続いて武生市となると。これについてどのように今後この事業は具体的に行っていくのか、お聞きをいたしたい。 もう一点ですが、147ページ公会堂記念館等管理費委託料、これが合わせて480万円、この第3次総合計画を見ますと、記念館の主要な事業、特に郷土の歴史に触れ合いが持てるように、1階を中心に歴史資料等の展示をすると、こういう云々書いてあります。こういう点で今後どのような公会堂記念館の事業を具体的に行っていくんか、これもお聞きをいたしたいと思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中栄三君) 業務量に見合った職員配置という御要望に対しまして、答弁が適正ということは、また適材適所であるということでありますが、業務量そのものを見まして適正な人事配置をやっているわけでございまして、その中でも能率の向上ということで適材適所をさらに選んでいるわけでございますので、十分御理解を賜りたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 佐々木産業経済部長。 ◎産業経済部長(佐々木強君) 2番目のシルバー人材センターの国庫補助金でございますが、これにつきましては議員おっしゃるとおりAランクの位置づけでございます。福井、鯖江もAランクでございます。 それと、これらにつきましては、シルバーセンターの内容を申し上げますと、ことし1月現在で会員数が666名ございまして、労働できる就業率から申し上げますと、69.2%ということになりまして、461名の方が何らかの就業についていらっしゃるということでございます。 売り上げからまいりますと、1月末現在で約1億7,800万円ぐらいの労働をいたしております。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 川口教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(川口誠治君) 男女共生推進事業についてのお尋ねでございますが、この事業につきましては男女が性にこだわらず、家庭、職場、地域とあらゆる分野に平等で参画でき、ともに社会的責任を担う社会、男女共生社会を確立するということでございまして、男女平等をめぐる意識の改革、あらゆる分野での男女共同参画というようなことでございます。 それから、公会堂記念館でございますが、今後どのような事業を行うのかというようなことでございますが、先ほどもお答えをいたしましたんですが、11月22日に公会堂記念館としてオープンいたしまして、1階では郷土の歴史展示、現在は古代から鎌倉までを展示をいたしておるところでございます。2階では美術展示ということで今オープンをいたしております。今後の方向につきましては、長期展望につきましては先ほど申しましたとおり運営協議会で検討いただいておりますところでございます。当面の運用というようなことで特別展を企画しておるところでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) まず最初の第1の質問ですが、市職員の労働の実態でちょっと聞きたかったんですが、そういう答弁なかったと。こちらからいろんな職員の方々に聞いていた内容についてちょっと紹介させていただきますと、残業手当が抑制されておるために、例えば土曜日、日曜日に出勤すると平日に休みをとれと。そういう関係から非常に仕事がたまると。残業手当が抑制されてるもんで、ただ働きもさせられとるんでなくして、していかなければどうしようもないと、こういう実態を聞いておりますが、こういう点では適正な規模、業務量に見合った職員の配置という点では、私は必ずしも実態はそうでないなと。そういう点で、予算書の中の給与費明細書158ページを見ますと、新年度で551名、前年度は549名、たったの2名したふやされておらない。昨年度を見ますと4名ふえとるわけです。来年度は2名しかふえない。これは、業務量がだんだんふえていっているのに、職員の増加率が低下していると。これは、私は市民にとっても非常にサービス低下、市民にとっても大事な問題だと。非常に職員の方が重労働というか、長時間労働でくたくたになってもう考える機能も低下するというか、こうなりますと大変であります。そういう点で、私はもう少し余裕を持った、非常に落ちついて仕事ができ、そしてゆとりを持っていろいろなことを市民サービスのために施策を考えると、こういう点非常に大事じゃないかなと、こういう点で市長の業務量に見合った職員の配置という点で、今の実態を踏まえての市長の答弁をお願いをいたしたいと思います。 それから、2番目の今産業経済部長から、この歳入の補助金については説明がありました。この説明も聞いてわかるように、鯖江市も武生市も福井市も同じ規模、Aランクの補助金を受けられていると。 私が問題にしたいのは、シルバー人材センターとか事業団から派遣をされて市の施設管理をやっている方々、この賃金の問題であります。賃金が、この表を見ますと、これ一覧表、これは全日本年金者組合武生支部がつくった一覧表ですが、武生市が県下の市町村で一番安い4,900円です。高いところでは、鯖江市の7,200円、それから敦賀市の6,500円と、こういう職種によって違うわけですが、いずれにしてももう大変な低さであります。国から同じ補助を受けながらこのような実態、どうしてこうなるのか。 私も以前に議会の中で、当局に要請しました。その答えは、今覚えておるんですが、他市の実態を精査して検討していきたいと。ところが、ことし上げられるのがたった100円、聞いたら、どうなっとるや、他市並みに上げたと、他市並み、皆100円ずつ上げた、そのとおりです。しかし、基礎が4,900円でしょう。これはもう問題にならんですわね。そういう点で、私は非常に、今各武生市の施設を見てみますと、他市から視察に来るぐらいきれいに管理されておると。特に、私の近くには東運動公園がありますね。ここは、本当に他市から視察に来るほどだそうですわ。それは、この方々が少ない賃金で頑張ってるわけです。それにやっぱりこたえなければならないと思います。その点、市長、答弁をお願いしたいと思います。 それから、男女共生推進事業のことについて、今教育委員会の事務局長から答えがありました。 私は、3次計画の中で、新改訂版の中で、男女共生社会の形成についての計画の内容、これが述べられておるわけですが、ここでは行政の各種審議会、委員会、管理指導的立場への女性登用を2000年までに30%にすると、こういうことを計画として上げまして、さらに女性対策の窓口も充実させていきたい、こういう事業もやっていきたいというふうに述べられておりますが、この辺の実施の考え方、また市での幹部登用、まだ課長待遇の人は武生市はだれもおらないと聞いておりますが、そういう点も含めて市での女性幹部登用についてはどう思っておられるのか、この男女共生事業の関連でお聞きをいたしたいと思います。 最後ですが、公会堂の記念館の問題ですが、市民が入っていきますと、歴史と文化の町という割には、武生の歴史が一見してわからないなと。部分的にはわかるけれども、何か聞くところによりますと2000年の歴史があると、この2000年間の歴史を一目でわかるようなコーナーも必要でないかなと、こういうふうに意見を述べておられました。この点について、そういう展示物について聞かしていただきたいと思います。そういう考えがあるんでしたら。 それから、公会堂記念館のことで考えますのは、嫌なことですが、どうしても佐伯祐三の展示が中心だったというか、真贋論争の中、鑑定委員会の結果を待ってやめることにしたと、こういうことも非常に頭を持ち上げてくるんですが、私は市長、これは市民の率直な意見を伝えておきます。 市民は、ここへ佐伯祐三の絵画を展示するということで、市長は予算をもう使ったわけです。しかし、結果的には展示が行われないようになった。私ども共産党は、最初からそのような疑いのある、ましてや真贋論争がやられる中での、そういう絵画展示はすべきでない、手を出すなという立場で議会では一貫して反対してまいりました。 しかし、議会での賛成多数も得て、そういう予算が執行されて、今となっては非常にむだな予算が執行されたと。 私は、議会も賛成された方々の責任はあると思いますが、最高の責任者は市長であります。私は、市長に申し上げたいと思いますが、今まで使った予算について弁済をすべきだと私は思います、市長が。そういう点で、市長の考え方をお聞きしたいと思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中栄三君) まず、業務量の関係から残業手当の問題が今出たわけでございます。我々も残業につきましては、特別な業務が発生しない限り8時間労働の中で、業務を完了するように指導、指示をしているわけでございます。 しかし、日曜・祭日に出ますと、振りかえ休日をとらせまして、職員の年間を通した健康管理を重点的にやっているわけでございます。 ただ、残業でございますが、平均今1人当たり100時間を割っているわけでございますが、これが300時間出るようでございますと、担当課長を呼びまして、残業の内容について調査をしているわけでございます。 ただ、特別な業務は発生しまして残業がぐっとふえるというような状況でなくて、その残業の多い職員は適材適所でないんではないかと思って異動をしますと、この職員はまたかわったところでも残業をするというようなことが発生をいたしておりますので、そういうことのないように時間設定をしているわけでございます。 また後半関連でございますが、女子職員の幹部登用ということでございますが、ごもっともでございまして、我々は男女を問わず有能な職員の幹部の登用を行っているところでございますので、ひとつよろしくお願いをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 佐々木産業経済部長。 ◎産業経済部長(佐々木強君) シルバー人材センターの賃金の件でございますけれども、表がございまして、今玉村議員のおっしゃるのが日額からいうとということでございますが、時間当たりの単価からいいますと、他市とはそう差がないというふうに思っております。 ただ、1日の8時間きちっと勤めていただく人については、多少低いかもしれませんけれども、そういうことがあれば、また適切な指導を行っていきたいというふうに思っておりますので、御理解をお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 公会堂に、当初佐伯祐三の絵画を展示することを前提といたしまして美術館構想をやってまいりましたが、これは再三議会でも御指摘をいただきましたとおり、その方向を変更せざるを得なくなったわけでございます。 その事情につきましては、今日までの経過の中でるる述べさせていただいておりますので、私どもも厳粛な反省をいたしながら、今後の公会堂の適正な管理運営をしていきたいというふうに考えております。 なお、それに際しましては運営委員会、あるいはこれからの内容につきましても十分な検討をいただきながら美術館としての機能、さらには市民の期待されるような施設としての管理運営をしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 今、産業経済部長から、事業団並びにシルバー人材センターの賃金について、1時間当たりの賃金はそう大差ないんだということでしたね。そうすると、これは男子賃金日額でいってみます。武生市は4,900円、それから敦賀市が6,000円、それから福井市が6,500円、鯖江が6,000円、これは間違いですか。間違いでしょうか。こういう差の実態があるわけであります。 私は、こういう非常に差があるこういう実態をよく見てほしいなと思います。私は、そういう点では、ぜひこの改善には、市長、全力を挙げて取り組んでいただきたいし、せめて他の市並みの水準まで一気に引き上げていただきたい。当初予算で間に合わないのなら、9月の補正で提案していただいて、さかのぼって4月から支給と、こういうふうなことも検討をしていただきたいと思いますが、市長の考え方をお聞きしたいと思います。 それから、公会堂記念館の問題ですが、今まで市民の貴重な税金を使った佐伯画伯の絵画の修復費とか、そういうお金はむだな浪費であったと、そういう点で市長は弁済すべきでないかと。私これ言うのは、市長、来年市長選挙ですね。一番、市長の不人気な問題は、この佐伯問題であります。ここをしっかりしないと思わぬ結果が出ますよ。こういう点では、きちっとその点答弁を、ここで答弁をしていただきたいと思います。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 佐々木産業経済部長。 ◎産業経済部長(佐々木強君) シルバー人材センターの賃金でございますけれども、先ほど申し上げましたように、時間当たりでいきますとそう差がないということ。ただ、日額で雇われている方については、多少差があると思います。あくまでも、これは雇っていただく方と契約が必要でございますので、雇用者ということになりますと、それが果たして雇っていただけるかどうかという問題もございますし、それからシルバー人材センターは社団法人化されておりますので、中に運営委員会等もございますので、その中でいろんな検討をしながら考えていきたいというふうに思っておりますので、御理解をお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 今ほどの御意見、承っておきます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 橋本亮一君。 ◆(橋本亮一君) 予算書の56ページ、防災対策費のうち、節のところで15番工事請負費730万円と上がっております。これらについては、今大きな問題となっております防災関係の費用ということでございますが、いわゆる備蓄倉庫建設工事費ということで上がっております。お聞きしますと、中央公園内に建設の予定というぐあいに聞いております。この建物の建てなきゃいかん目的、広さ、利用の仕方ということで、それから中央公園というお話も聞いておりますが、どういう経過を経てこういうぐあいになったのか御説明をお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中栄三君) 15番の工事請負費でございますが、設置場所は中央公園内ということでございますが、現在検討を加えておりますのは、体育館と青年センターの間の空き地を今想定をいたしているわけでございます。 広さにつきましては、60.8平米の広さの倉庫でございます。 利用の仕方ということでございますが、先ほども耐震診断で申し上げましたところ、いざ事故が発生しますと、何よりも中央公園を中心に市民のお方が避難をされるということでございますので、その場所に建てまして保存食のようなものを保管いたしまして、その事故に対応する諸種の資材を入れたいと思うわけでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 橋本亮一君。 ◆(橋本亮一君) 中央公園内に、いわゆる60.8平米ということで予定をしているというお話でございますが、いわゆるこの中央公園というのは、いわゆる建設部所管の管理体系の中にあるわけですが、そういうふうな中で、総務部のこういうような災害ということで建てると。そうしますと、きょうまでに、私も先日の代表質問で、中央公園及び東運動公園の対応ということで質問させていただきましたが、今までにいろんな建物を建てるとか、改築するというときに、必ず中央公園内の建ぺい率が問題になって増築はできないという御返事が来てます。それらの対応ということで、正当性があるんですか。お答え願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中栄三君) ただいまの建設場所に伴います公園の建ぺい率はどうかという御質問でございますが、当然私たちも予算に計上するからには、担当部署の建設部と協議をいたしまして、建ぺい率以内の了解をとって予算を計上いたしておりますので、よろしくお願いをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 橋本亮一君。 ◆(橋本亮一君) 先日の代表質問のときにも、いろんな設備のあり方とか、対応の仕方ということで申し上げたんですが、いわゆる今後の対応ということで2部門間、あるいは3部門間で協議をしながら対応するという御返事が来ているわけですが、そのお答えの内容を簡単に申しますと「これから考えていきます」というふうな答えでございまして、いわゆる具体的にそういうふうな事業の対応ということで、大きな事業を各部が分担するということで、この辺検討のあり方ということで、市長は常日ごろ、いわゆる市長公室の指導力の問題、それから各部長会の対応、それから会議のあり方ということで、強力にリーダーシップをとって対応していくという御返事でございましたが、このことについてはいわゆる建設部と協議をしたということでございますが、こういう公園の今後の対応の仕方ということで、総合的にどういうぐあいにとられるかということで具体的に会議を開いて、今後どういう対応をしようとしているのか改めてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(井上幹夫君) 橋本君、どなたに質問ですか。市長ですか。 ◆(橋本亮一君) 総務部長です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中栄三君) 一つの大きな問題が発生した場合に、市は各部がどういった組み合わせでその問題に対応するかというような御質問でございますが、突発した問題、案件によりましていろいろな組織体制を組みまして、その諸問題が解決するような組織陣体制をもって、今後とも速やかに事の解決を図りたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 予算説明書に基づきまして、何点かお尋ねいたします。 最初に56ページの防災対策費、医薬材料費でございます。先ほども嵐議員の方から質問がありましたヨウ素剤購入費、これにつきましてお尋ねをしたいというふうに思います。 新聞等でも報道されたとおりの配備ということで、緊急時に対応できるのかという問題があるわけでありますけれども、市内の小・中学校とか、それから各区長さん宅に保管をされるということでありますが、こういうことで果たしてあってはならないことでありますけれども、例のもんじゅ事故以来、事故というのは非常に現実味を帯びている今日、万一の場合に間に合うのかどうか、その辺のところはどのように判断されておられるのかお答えをいただきたいというふうに思うのと。 それから、日中ですと大体会社へお勤めなわけですけれども、市内の企業に対して、企業の責任で従業員の安全を守るという、そういう立場からもヨウ素剤の配備を行政の方から指導していくというような考え方はないのかどうかお聞きをいたします。 それから、地震以降、防災マニュアルということが言われておりますけれども、この防災マニュアルには、やはり原発事故を想定したものを含めていくというのが必要ではないかと思いますけれども、そのような準備はあるのかどうかお聞かせいただきたいと思います。 次に、127ページですけれども、教育指導費についてお尋ねをいたします。 教育指導費の127ページ、9番旅費ですけれども、伺いますとこの中に中学校給食研究委員会の費用がわずかに含まれているというふうに伺っておりますが、これまで何回か給食研究委員会開かれているというふうに聞いておりますけれども、市民の強い要求の度合いに対して、非常に進行が遅いのではないかというようなことも聞いているわけでありますので、今日までの審議状況、まだ緒についたばかりならそういうことでも結構ですけれども、そういう状況、そして今後のスケジュールはどのようになっているのかお答えをいただきたい。 それから、教育委員会としては、結論はいつごろまでに出してもらえればよいと考えているのか、このこともお答えをいただきたいと思いますし、さらに委員会内で議論するに当たりましては、中学校給食を実現する会など、これまで給食を強く要望し市民の間で運動してきた市民などの考えを反映させる機会を設けるつもりはあるのか。以前はそういうように伺っておりますけれども、具体的にはどのように考えておられるのかお聞かせいただきたいというふうに思います。 それから、128ページですけれども、教育総務費の教育振興費についてお尋ねをしたいと思います。 これは先ほども出ておりましたけれども、武生東高校の創立10周年記念事業補助金500万円ですね、これは、これまでも県立高校に対してはその都度補助をされてきていると思いますが、この500万円というのは非常に破格の措置であろうというふうに考えるわけです。これについては、午前中でしたか、高森議員の質問でも誘致に対して努力してきたとか、いろいろなそういう経緯を踏まえてということがありましたけれども、10周年で500万円ということになりますと、これからさらに20周年とか、30周年とかいろいろありますし、また他の県立高校との整合性の問題で基準をつくっていくという考えも示されましたが、この500万円っていうのが前例になって、この水準まではもう出すのが仕方がなくなるような、そういうふうなことになっていくんではないかという懸念もありますが、その辺についても考え方を、これは特別なものなのかどうか、前例としないということなのかどうか、ひとつ教育委員会でも結構ですので、お考えをお示しいただきたいと思います。 それから、131ページですけれども、小学校費の備品購入費、この中で図書購入費が177万円計上されております。これは、1クラス1万円の図書費を計上しているというふうに伺っているわけですけれども、これですと1クラス35人と計算しても、1人当たり285円の図書費、いわゆる本代なんです。 今、子供たちに聞きますと、学校図書室には非常に本が少ないということで、なかなか読みたい本が読めない。そういう意味で、今読書離れとか、活字離れとか言われている世代、今日、やはり読書を奨励していく教育の立場としては、この程度の予算でよいのかどうか、どういう判断をされているのか。足らん分は父兄が負担をすればよいというふうに考えておられるのか、この辺明確にお答えいただきたいと思うんです。 中学校では、1クラス2万8,000円となっているわけでありまして、これが多いか少ないかは別にしましても、せめてやっぱり中学校並みには引き上げていくべきではないかと、小学校の人の読む本も、中学校が読む本も、そんなに値段の格差があるというふうにも思えませんので、その辺のところをお示しいただきたいと思います。 同じく、小学校費130ページの11番の需用費ですけれども、この中で消耗品費が3,117万5,000円とありますけれども、前年よりも大幅にふえている。しかし、このうち2,640万円は、教科書改訂のためで、そのための目的のある費用です。したがいまして、それを引きますと477万5,000円となりまして、前年よりも53万円の減額ということになるんです、実質需用費としては。 私は、これまで義務教育の方の父母負担の軽減については指摘をしてまいりましたが、物価は下がることはないと思うんです、上がることはあっても、この間。紙代とか、印刷代とか、いろいろ父母に負担がされておりますけれども、これ1つとってみても父母負担が当たり前というような前提となっている予算ではないかというふうに思うんですが、このことについてどういうふうに判断をされているのかお答えをいただきたい。 それから、最後になりますが、147ページの生涯学習センター費、19番の負担金補助及び交付金ですね。この中で、日中友好書法展開催事業補助金400万円というのがありますね。補助金というのは、これまでずっと見ますと、市民団体、各団体ありますが、これに対して削減されることあっても、なかなか大幅にふえるということはなかったわけであります。先ほどもありましたけれども、ソフトボールの補助金とか、そういう中でも100万円求めても20万円とかいう中で、日中友好書法展、これは一気に倍になってるんです、200万円が400万円。これが、余り例がないように思うわけですけれども、今回の予算措置については、その必要性を説明をいただきたいと思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中栄三君) ヨウ素剤の配布につきましてのお尋ねでございますが、今回は武生市民を中心にいたしまして、幼稚園、小・中学校、保育所のお方につきましては、昼間被爆した場合には、その所定の園、学校で投与するように確保したわけでございますが、ただ事故はいつ発生するかわかりませんので、昼発生いたしまして企業のお方にどういうふうに対応するかというようなことでございますが、確かに武生の方は昼間人口が多うございまして、流出、流入差し引きますと、約5,000人近く昼間人口がふえるわけでございます。こういったお尋ねの企業のお方の昼間発生した場合の薬の投与をどうするかということは、今後の課題といたしまして、各企業のお方と話し合いする中で方向性を見出したいと思います。 また、防災マニュアルでございますが、今回の防災マニュアルにつきましては、地震を想定した防災マニュアルの策定でございまして、ただ原子力ということになりますと、原子力政策推進の中で、武生地区は県の指導に従いということでございますので、これらも含めまして、今後検討課題といたしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 松村助役。 ◎助役(松村貞夫君) 今ほどの、東高校の補助金問題でお答えをさせていただきます。 他校も含めて、今後周年記念が実施されるがどうかということと、それから高額ではないかというような御質問だったかと思います。 これも午前の質問にもお答えをさせていただきましたが、今回は10周年記念でございます。当然ながら、卒業生も少ないということから考慮いたしまして計上させていただいたわけでございまして、今後につきましては枠組みをつくる中で検討していきたいと思ってます。 当然ながら、やはり上限も設定ができるのではないかと思っております。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 川口教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(川口誠治君) 教育指導費の中の中学校給食研究会のことでお尋ねでございますが、この中で先進地視察の旅費というようなことで64万3,000円、あと事務費で2万円程度計上いたしておるものでございまして、現在までに2回の研究委員会を開催をいたしてございます。 その中で、現在県内の状況とか、あるいは都道府県の状況とか、中学校の給食の方策の実施、あるいは研究するための先進地視察等についていろいろ御検討いただいておるところでございます。 今後はどうかということでございますが、できるだけ早い時期にまとめていただくように、我々としても研究委員会の方にお願いをしていきたいというふうに思っておるわけでございます。 なお、市民の代表の意見を反映する気はないかということでございますが、これは委員会の方で、もしそういう機会があれば意見を聞くというふうなことになっておりますので、委員会の方でそういう意見が出れば、私どもの方でそのような準備をさせていただきたいというふうに思っておるわけでございます。 それから、図書費のお尋ねでございますが、小学校1クラス1万円、中学校2万8,000円でございますが、これは地方交付税算定基準に基づきまして予算を計上いたしておりますので、御理解を賜りたいと思うわけでございます。 それから、消耗品のお尋ねでございますが、これは4年に1度教科書が改訂になりまして、議員御指摘のとおり2,640万円につきましては、教職員用の指導教科書でございまして、残りは児童用の消耗品というふうなことで4,994人分の子供の消耗品でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 垣内教育長。 ◎教育長(垣内泰治君) 日中友好書法展の補助金増額のことについてのお尋ねでございますが、ことしは日中国交正常化25周年にもなっておりまして、また書法展の開催の5周年になりますことから、記念事業として書法展を開催することにいたしているわけでございます。 また、紫式部千年祭を記念いたしまして紫式部、源氏物語等をテーマとした作品も公募することにいたしております。 この補助金の使い道といいますか、ふやした理由でございますが、大きく挙げますと3つ考えております。1番に、市民席書大会を開催いたしたいと思っております。市民参加型の書道交流のため、1年置きに市民席書大会を開催しておりますが、前回、つまり平成6年度は武生ライオンズクラブの主管で、同クラブが約100万円の経費をかけて運営をしていただきました。 今年は、市民席書大会につきましては、日中友好書法展の開催委員会の主管によって運営する計画でおります。 また、例年以上に小・中・高、一般書道家300名ぐらいを席書大会に参加する見込みを持っております。 その費用ですが、会場設営費、審査運営費、参加諸賞状賞品代、消耗品等に充てる予定でございます。 2番目に、中国少年少女及び北京市教育局員の特別招聘を考えております。従来、招聘している中国書法家協会の代表役員も1名ふやして3名、中国の少年少女及び北京市教育委員を招聘しまして、この席書大会で、また学校訪問等もございますが、日本の少年少女と交流を深めることになっております。 この北京市教育局、また少年少女を招聘する、全部で3名でございますが、これはこれまで2回にわたりまして北京に書法交流、昨年は少年野球も一緒にやりましたが、そうした北京での交流をこれまでやってきたという経緯から、今回この5周年記念に招聘しようとするものでございます。 この費用は、また招聘の旅費、滞在費、宿泊費に充てるつもりでございます。 3つ目に、過去5年の歩みを記録した開催5周年記念誌を発行したいと思います。そういうことから、印刷・製本費に充てるというのが増額の部分でございますので、何とぞ御理解いただければありがたいと思います。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) それぞれ御答弁いただきました。 ヨウ素剤につきましては、企業についてはということはわかりましたが、一般市民分について区長宅に保管をされるということでありますけれども、区長さんの負担というのも大変だろうと思いますし、いざという時に区長さんといっても小さいといいますか、住民の少ない区もあれば、1,000人、2,000人規模の区もあるんじゃないかと思うんですけれども、そういうときにいっときに、本当にその使う時を想定しなきゃいけないと思うんですけれども、区長さん宅へ押し寄せても大変なことになりますし、パニック状況になると思いますし、そういうこの間のもんじゅの事故から考えると、そういうことをリアルに私らは考えてくるんです。 ですから、今回予算計上して購入されるという面では、私どもこれまでお願いしてまいりましたし、大変評価をするところでありますけれども、せっかく購入されて配備されるもの、ぜひ実効あるものにしていただきたいと、20キロということですから時間的な余裕はあるということもあるんかもしれませんが、実際に動燃側が事故隠しをしてきたように、本当に間際の間際になって、もうこれはだめだということになって初めて知らされるという、もうそのときには手おくれやということもあるかもしれませんので、その辺のところは、すぐにやはり市民に渡るような手だてを、ひとつ今後とも含めて検討課題にしていただきたいというふうに、これは要望をしておきたいというふうに思います。 それから、防災マニュアルにつきましても、これは必ず地震等、やはり原発災害というのは切っても切れない福井県でありますので、当然必要事項として含めていただきたいというふうに、これもお願いをしておきたいというふうに思います。 それから、中学校給食ですけれども、これ早い時期にまとめてもらうということですね。いろいろ伺いますと、大体2年間ぐらいでということで平成7年度、8年度ですか、ちょうど向こう1年間ですね、そういうことを伺ってきたわけですけれども、やはり非常にペースが、やっぱり市民の強い要望に対して遅いというふうに思いますので、ひとつ教育委員会の方でもイニシアチブを発揮していただきまして、ひとつまた委員会の方にもいろいろとお願いをしていただいて、早急な実現に向けたひとつ結論を出していただくようにお願いをしたいというふうに思います。 それから、教育費の東高校のこれですけれども、これ確認しておきたいのは、この500万円というのは前例にしないということですね。改めて基準をつくって考えていくということで、これまでは大体商業高校ですか、20万円とか、大体数十万円までやったと思いますので、その辺の基準のやっぱり最高限度というのか、そういうのを設定する上で、今度の500万円というのは前例にしないのかということを、この辺は確認をしたいと思いますので、再度お答えをいただきたいというふうに思います。 それから、備品購入費については、図書費も、これ毎年言ってるんですけれども、本当に市単独ででも補助をして、できるだけいい本をたくさん読んでもらおうというふうな動きが見られません。非常に残念なことであるというふうに、これは指摘をしておきたいというふうに思いますし、ひとつ考え方も、本当に子供たちが本を喜んで読むような体制をとっていただきたいということを要望しておきます。 さらに、小学校の父母負担にかかわる需用費等につきましても、本当に紙代の何円とか、10円、20円とか、そんなものを一々父兄に徴収するような、そういう考え方によっては貧しい市ではないと思うんですね、武生市は。それぐらいは、本当に予算の使い方というのは難しいんですけれども、本当に市民のために有効に使っていただきたいというふうに思います。 それから、日中友好書法展の、これ今教育長から伺いましたけども、行事をふやしたから補助金がふえるのは仕方がないみたいな言い方ですけども、ほかの民間団体が、例えば体協にしても、いろんな区長会とかいろいろありますけども、自分らの都合で行事をふやしたからといって、こんだけは補助金欲しいんですといってすっとくれるような、これも財政状況じゃないですね。紙代、本代まで子供から、父兄から徴収するような市ですから、ですからこの補助金倍なんてのは、本当に私は納得できません。行事がふえたからとか、5周年とかね、5周年とかいうのは、大体どこの団体でも5周年や10周年はすぐたつんですね。ですから、そういう意味では、余り胸張って5周年だから倍になったんですというようなことではないと思いますので、この辺の考え方は改めていただきたいというふうに指摘をしておきます。お答えください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 松村助役。 ◎助役(松村貞夫君) 前例かどうかという御質問でございましたが、今日までいろいろな学校に対して補助金を出しております。これらも含めまして検討いたしながら、ガイドラインを作成していきたいと思っております。 ○議長(井上幹夫君) 暫時休憩いたします。       休憩 午後3時27分       再開 午後3時44分 ○議長(井上幹夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 質疑を継続いたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) まず、67ページの19番、負担金及び補助金、たけふ福祉工場設備事業補助金3,400万円ですが、これはコネクターを2台買われるという予算でございますが、これから先まだ、その施設の整備は私は終わったのかというような考え方をしておりましたが、まだ続くのであれば、これについてはいつまで続くのか御説明を賜りたいと思います。 それと、昨年武生市がたけふ福祉工場の基金をつくるということで5億円を出資をしました。その後、それとあわせてたけふ福祉工場の理事会で1億円を足されて6億円の基金にして運営をされる。これが全部、その理事会の方の1億円が集まったのかどうか、勘定されたのか御質問をします。 それと、理事が大分かわられましたが、これはどういった形の中でそういう理事がかわられたのか、これについても御質問します。 続きまして、あと2点ありますが、113ページの目10、(「何ページ。」と呼ぶ者あり)113ページです。雪寒地域道路事業費の節の15です。工事請負費7,334万円は、市内の融雪のための予算でありますが、以前こういうことで質問をされたときに、辻部長の答弁を覚えてますのは、「旧市内の融雪が完了したら旧市街の狭隘道路に対して予算をつけてまいりたい」と、こんな答弁がありました。 しかし、今回の予算を見ますと、どうもそれ以外のところも予算がついているように思います。 そこで、それはいろんな背景があるんだろうと思いますから、そのことについて追及はしませんが、私が申し上げたいのは、やはりこうした狭隘道路の、旧市内の狭隘道路をまず融雪マップをつくられて、それと合わせて年次計画を立てられて着工をしていってほしなと。そういう計画を立てられるかどうか。 それと、今回の橋本亮一新世紀の代表質問に対して、市長の答弁は、その辻部長の答弁とは若干違っておられました。要するに、旧市内の狭隘道路が済んだら、新たに市街の狭隘道路についてやっていくということをおっしゃられましたが、しかし市長はそういうことでなくて狭隘道路、旧市内が終わらなくても全体的なとを考えるというような答弁がありました。ここらあたり、やはり理事者のコンセンサスはちゃんと一緒な考え方をしていただきたいと、こんなことを思いました。これに対して、改めて明確な考え方をお示しをしていただきたいと思います。 続きまして、先ほど前田議員との関連になりますが、147ページの生涯学習センター費の目19補助金、日中友好書法展の400万円でございますが、これは企画内容はお聞きしましてわかりました。 ただ、私が今まで教育厚生委員をこの前2年間、そして今回は委員をかわりましたが、その当時からその日中書法展についてはいろんな議員の中からいろんな考え方が出されました。そして、昨年の教育厚生委員会、平成7年3月の予算に対しても、その教育厚生委員会の中でも、この日中書法展についてはいろんな方の委員から異論が出されております。どうもそういうことを、教育委員会の方は予算を立てる場合に、ちゃんと考慮した中での予算の組み立て方をしておられるのか。これに対して、きょうは三好教育委員長お見えでございますので、また日中書法展の実行委員会の委員長さんもしておられますので、そこらあたり御答弁をお願いをしたいなと思います。 そして、私は日中書法展に対して、皆さんが一生懸命やっておられるのはいいんですけど、ただこの場合、生涯学習センターを中心にやってるんです。普通のイベントというのは、民間団体が中心で、それに対して補助金を出している。市役所を挙げてやってることに対して、そういう中で、そういう今回400万円、昨年と倍ですね。これに対しては、5周年だとか、日中国交交流25周年でしたか、そんなことをおっしゃられましたが、そういうことではちょっとおかしいなというような考え方をしています。 それと、例えば今までずうっと日中書法展を武生市で開催していますが、これを中国で開催をしてもらうこともいいですよね。 ただ、中国から御招待をいただいたときには、日本がちゃんとその方の旅費も面倒見られます。日本から行ったときには、中国が旅費面倒見てもらえますかということです。日本から行ったら、また日本の、その場合、行った方の……。(発言する者あり)予算を持ってもらう。そういうところはおかしいと私は思うんです。 それと、これはもし本当なら疑問に思うところでございますが、例えば日中書法展の中で、展覧会をやられる。そして、その作品が売却をされる場合、その売却をされたお金はどなたに入られる。本来は、日中書法展がやってるんですから、日中書法展に入るべきだろうと思うんです。または半々とか、そんなことだろう。しかし、どうもそうではないみたいな気がします。そこらあたり御質問をします。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 関内福祉部長。 ◎福祉部長(関内良雄君) それでは、私の方から福祉工場の3,400万円につきましてお答えを申し上げたいと思います。 さきに、去年の4月でございましたか、4月の中ごろに教育厚生委員協議会を開かせていただきまして、その中で福祉工場の今後の設備投資につきまして御説明を申し上げております。その中で、大体定員40名に達するまでの設備投資としては3億4,600万円ほど要るだろうというような説明をしてございます。 こういうようなものの中で、特に今後考えられますのは、今考えておる、法人の方で考えてらっしゃいますのはクリーニング部門でございます。クリーニング関係が大体2億円というような将来の計画でございます。こういった中で、今後設備投資を40名までは何とかしていきたいと、このように考えているところでございます。 それで、今回お願いしましたのは、コネクターの組み立て加工2基分でございまして、これは非常に効率的にようございまして、おかげさまでこれに対する採算性がとれておるわけでございます。 それからもう一点、5億円実は特別にお願いを申し上げまして、温かい御理解のもとにようやく基金ができ上がりまして、そのほかに1億円のお尋ねであろうと思います。これにつきましては、社会福祉法人たけふ福祉会の方の理事さんの方で、ぜひともひとつお願いしたいということで私たちの方はお願いをしておりまして、現況はまだできておりませんけれども、この1億円に向かって努力しておきたいと、このように考えておる次第でございます。 なお、理事会のメンバーが3名かわりました。これも諸般の事情がございまして、今回3名がかわったわけでございます。これは、一つの社会福祉法人独自の、独立した法人でもございますので、そこら辺どまた御理解賜りたいと思います。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 辻建設部長。 ◎建設部長(辻信義君) 工事請負費の中の融雪装置の設置についての御質問でございます。 昨年から比べますと、昨年は当初予算では4,800万円ぐらいの工事費でございましたが、今回は7,300万円ぐらいと大幅にアップをさせていただいているところでございます。 従来、昭和63年ごろからは、無雪モデルタウンの整備事業計画によりまして、どちらかといいますと西、それから東地区を中心にいたしまして通学道路、そういったところを整備をしとったわけでございます。 その後、平成5年度にこれは東地区、あるいは南地区を中心でございますが、道路無雪化整備事業計画を立てまして、これに基づいて市街地でございますけど、市街地の幹線道路については補助対象事業でやっていると。それから、単独事業でこの計画に基づいて狭いところの融雪装置を行っているところでございます。 がしかし、各区、地区の区長会、あるいは町内の各区長さんから、非常に融雪装置の整備をせえと、そういった非常に声が強いわけでございます。そこで、我々といたしましてもなかなか対応に苦慮しておるところでございますが、当初予算にはちょっと盛ってございませんが、補正で全地区を対象にいたしまして、一度生活道路を中心にいたしまして除雪対応がなかなか難しいところ、あるいは幹線的なところ、あるいは凍結するおそれのある道路、そういったものの調査を一遍実施をいたしまして、全体的な融雪装置の計画を立てたいと、かように考えておりますのでひとつよろしくお願いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(井上幹夫君) 三好教育委員長。 ◎教育委員会委員長(三好勇君) 御指摘の日中友好全体としての私の考え方を述べさせていただきまして、具体的な数字については教育長なり、事務局長の方から御説明させていただきたいと思います。 おっしゃるとおり、やはり日本と中国とのつき合いの仕方というものは平等互恵が原則でございます。できるだけ私たちといたしましても平等互恵の線で進めてまいります。 例えば、昨年は北京において、いわゆる少年宮において席書大会を催しました。その際に、向こうから我々に出すところのいわゆる賞品、景品は中国持ちです。我々が中国の青少年に対する賞状並びに賞品はこちらから持っていきました。 書法展については、やはりお互いに平等互恵という原則を守っていかなけば発展はしていかない。一方的に我々だけの押しつけではだめだということは議員のおっしゃるとおりでございます。がしかし、やはり何といいましても持っているのは日本でございまして、行きしの旅費、帰りの旅費は私どもが負担する。今回、中国の少年を2人招聘するに当たっての旅費は、結局私たちが持つと、日本が持つということで、できるだけ、ただし向こうから来る人も、やはり日本に対する賞品なり、景品なりは持ってまいります。できるだけ、おっしゃるとおり平等互恵の線を崩さずに進めていきたいと思っておりますが、やっぱり持てる国と持たざる国の違いは、ひとつどうか御勘弁願いまして、私に免じて御勘弁願いまして、ひとつよろしくお願いいたします。答弁になるかならんか知らんけど、どうぞひとつよろしくお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 山岸教育委員会事務局次長。 ◎教育委員会事務局次長(山岸乗君) ただいまの後段の部分でございますが、この事業は武生市、武生市教育委員会、それから武生中国文化芸術交流会の3者の共催となっております。その3者が開催委員会を結成しまして、その事務局が生涯学習センターにあるということから生涯学習センターの方で事務をとらせていただいております。 次に、作品展の売買等の経費の問題かと思うんですが、そのことにつきましては、今ほど申しましたように、共催団体が3者共同という形でやっておりますので、歳入は補助金、それから文化振興基金助成金という形で日本芸術文化協会から補助金をもらっております。それから、作品出品料としまして100万円ほど見ております。それから、広告料、それに雑収入という形で協賛団体、11ほどあるんですが、商工会議所、丹南広域組合、それからJA、文教、国際交流協会、日中友好協会、書法家協会、ロータリーライオンズクラブ等々11ございますが、そちらの方から2万円ずつの協賛金をいただいておりますし、また書法展の会員制をとっております、その方々から500円ずつ会費を徴収しておりまして、大体116名現在おられます。そういった方々の会費、それから中国作品の売上代として、本年度は一応現在まで3万5,000円でお分けしておる関係から、35点ほどが見込まれるんじゃないかなということで、そういった経費が雑収に上がっておりまして、決して売り上げされた経費が他の方に動くというようなことはございませんので、御理解賜りたいと思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) まず、たけふ福祉工場の関係でございますが、これについてはまだ残りクリーニングが残っているということでございますが、それについてはそういうことで理解をさせていただきますが、ただできるだけ社会福祉法人の、今言った残りの1億円の集金ですね、集金と言ったらおかしいですけど、そういう集約を早いうちに完了されて、武生市が出したのと合わせて基金をしっかりとされた上で運用されるよう、慌てて準備を進めていただきたいと、こんなことを要望させていただきたいと思います。 そして、この後は3億4,600万円以降は、もう市が設備資金は出さないでいいのかだけ御答弁を賜りたいと思います。 続きまして、辻建設部長の方から無雪モデルタウン並びに道路無雪市街地のそういう事業に対して答弁を賜りました。 しっかりした平成8年の補正予算で全体的な融雪の、そういう市街地の道路の融雪計画を立てるということでございますから、それを立てられてしっかりした年次計画を立ててやっていただきたい。余り、飛び越えるような形はこれからないように、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。 そして、日中書法展、三好教育委員長の人格のたまもので、そういう形でということでありますと、私もなかなか改めてそういう質問をするのがつらいわけでございますが、(「やめとけ、やめとめ。」と呼ぶ者あり)そういうことでは御理解をさせていただきますが、これからその中身、そしてまた今回200万円が400万円に膨れ上がったことに対して、やはり市の財政とあわせた中での、本当にそういう中で、例えばソフトボールの関係で100万円が20万円、そういうこともあわせて十分な中での予算執行に当たっていただきたい、そういうことを一つ要望しますが、そしてもう一つ教育厚生委員会でこれが後ほど議論されますが、昨年教育厚生委員会の中ではこれに対してかなり厳しい意見、または平成6年度の決算委員会の中でもかなり厳しい意見が出てます。こうしたことをしっかりととらえて運営をされていただくことを要望して質問を終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 関内福祉部長。 ◎福祉部長(関内良雄君) 1点の3億6,500万円以外、もうそれ以上使わないかということでございますが、現時点では私のところで上がっております計画では、武生市の方としては考えておりません。 今後、経済情勢というのがどのように変わってくるかというのが非常に未知数でございます。やはり、機械設備等、当初計画したいろいろな業種等もだんだん変わってくるといった様相も考えられます。そのようなときには、また議会といろいろと御相談申し上げながらやっていきたいと思いますけれども、現時点では変更の計画はございません。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 金子芳巧君。 ◆(金子芳巧君) 数点お尋ねをいたします。 まずは、ページ数57ページの社会福祉総務費の中で、報酬のランクの中で民生児童委員推進委員報酬と、金額は19万円ほどでございますが、この児童委員は武生市で何名ぐらいおられるのか。それと、その割り振り等については人口割でなされておるのか、また戸数割でなされておるのかということをまずお尋ねをいたします。 それから、94ページの農業振興費の中の負担金補助及び交付金について、これ補助金の部で24項目ほどあると思いますが、この中で農業担い手対策事業補助金82万円、それと農村集落活動推進事業補助金、これが896万円、等について事業内容と、それから指導実態についてまず質問をいたします。 それに加えまして、第1回目から要望という言葉を出させていただきますが、先ほど嵐議員の中で、景観作物についてコスモスを10アールほど作付予定であるという説明がなされておりましたが、その景観だけの考え方でコスモスを作付されるのか、私は日ごろから農業は非常に窮地に立っておりますということを常々申し上げております。その中で考えますと、レンゲ草も所得に結びついていくんじゃないかなと。収入の方で何がしかの影響があるんじゃないかなと、プラス面が出てくるんじゃないかなと、そういうようなヒマワリにしてもその種のことが考えられますし、他にもそういうような花があるんじゃないかなというふうに考えます観点から、もっと中身の濃い作物を選んでいただきたいなというふうに、つけ足し要望をいたしておきます。 次に、103ページの工業振興費の中で、これも負担金補助金及び交付金の中で、日野川地区工業用水道建設事業負担金996万円、約1,000万円近くあるんですが、これについてお尋ねをいたしますが、この負担金は恐らく王子保の松下の裏の基地の建設の補助費へ使われるんだな、充てるんじゃないかなというふうには考えておりますけれども、この補助金が来年度以降どれぐらい計上されてくるのかなということが1点と、それはなぜかと申し上げますと、平成8年度においては説明を聞きますと、あそこの調査測量等に入ってくると、そして平成9年度において用買、すなわち用地買収に入ってくると、そして平成10年度から工事着工に入るという説明を聞いております関係上、お尋ねをするわけでございます。 なお、この件につきましては、市で説明会がありましたときにも、その隣接並びに該当する地権者に対して早急に説明会を開いていただきたいということも要望してございますが、その辺もどの辺まで説明に入っておられるのかお尋ねをいたします。 もう一点は、この日野川地区という名前からいきますと、あの地区、桝谷ダム水系から考えますと、これは工業があるないにかかわりませず、あくまでも負担金という判断からいきますと、今庄、南条、武生、鯖江、今立、当然何がしかの負担率があるんでないかなという考えを抱きますので、他の市町村の持ち分負担と申し上げましょうか、これは幾らぐらいになっているかをお尋ねをいたします。 それから次に、そのページの、104ページの裏側ですが、観光費の中で13ページ委託料でございますが、これが189万円、施設管理委託料とありますが、これは大体武生市のどういうもので、何カ所ぐらいあるのかお教えをいただきたいなと。 以上、ひとつお願いをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 関内福祉部長。 ◎福祉部長(関内良雄君) それでは、まず第1点の民生児童委員の数からお答え申し上げたいと思います。武生市では120名の民生児童委員でございまして、民生児童委員が1人担当する世帯数が170世帯を基準といたしております。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 佐々木産業経済部長。 ◎産業経済部長(佐々木強君) 第2点目の農業振興補助金のうちの農業担い手対策事業補助金でございますけれども、これにつきましては2つございまして、武生市営農協議会の活動補助金が72万円でございます。 それからもう一つは、農業担い手海外研修派遣事業費で10万円持ってございまして、1名研修に出かけるための補助でございます。 それから、次の農村集落活動推進事業補助金でございますけれども、これは県の単独事業でございまして、農村集落活性化のためのその集落の課題について対応して、望ましい将来像を立案することを支援する事業でございまして、白山地区と、それから大虫地区に、それぞれ1集落33万2,000円を助成するものでございます。 これらの具体的な動きとしましては、集落ごとの、今も言いました抱えている課題、例えば担い手不足、環境改善、それから伝統文化の掘り起こしなどを調査検討し、その対策を活性化計画としてまとめていくものでございます。それが、主な事業でございます。 それから、日野川地区の工業用水道建設事業の負担金996万8,000円でございますけれども、工業用水国庫補助対象額に対する5%の市町村負担でございまして、武生市が996万8,000円、それから鯖江市が664万5,000円、今立町が398万7,000円負担していただくものでございます。 施設管理委託料でございますけれども、紫式部像の清掃委託、それから藤波亭の休憩所の委託、それから観光パンフレットの写真撮影の委託、それから観光物産センター職員派遣委託等が、この中の主な事業でございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 金子芳巧君。 ◆(金子芳巧君) 民生児童委員につきまして再度お尋ねいたしますが、今お尋ねをいたしましてお聞きするところによりますと、120名の委員さんがおられると。それは、通称各町内に帰りますと民生委員さん、民生委員さんという方が120名おられると。それが、170世帯の割合で配属されておるというふうにお聞きいたしましたが、これにつきましては実際はこの按分で各地区に委員さんを委託されるんじゃないんじゃないかなというふうに考えますので、適正にされているかいないかを再度お尋ねをいたします。 それから、農業の関連で負担金の問題でございますが、この営農協議会、担い手対策事業補助金と、私の申し上げたのは、この振り先口を申し上げたんでなくして、わずかであっても担い手農家の育成に補助をしてるという、その事業に対してのどういう動きをして、市はどういう指導をしているのかということをお尋ねをいたしておりますので、この点について再度繰り返し御答弁をお願いいたします。 これは、白山、大虫集落の内容ですね、ここまでこういうふうにまで進展してきたとかいろいろあると思いますので、おありであれば進展をされた実質的なものをお願いをしたいと、御答弁をお願いしたいと思います。 それから、桝谷ダムの関連の日野川地区工業水道建設事業負担金でございますが、これは武生、鯖江、今立、当市が5%で負担率を持っているという説明はわかりました。 それで、もう一点お聞きしてあるのは、今年度はこれでわかりますが、以後大体きちっとした金額は出てこないと思いますが、先ほど冒頭申し上げましたとおり、工事年度が変わってだんだんだんだん設定にしたがって用買から工事に着工してくる、年度別に入ってきますが、その年度年度によって大体目安が立っておられれば、来年度は幾らぐらいで、平成10年度の工事年度には幾らぐらいの負担率になるんではないかなというぐらいのひとつ御答弁をお願いしたいと思います。 それから、最後の施設管理委託料でございますが、これはわかりました。それでちょっと、観光的な施設というものが、まだほかに点在していると思います。施設となりますかなりませんかは、これはちょっと自分も判断に苦しんでいるんですが、実は大虫に大虫の滝がございます。それは、自分は去年の暮れですが、あそこをたまたま何の因果かあそこへちょっと立ち寄りまして水を飲みとて、立ち寄ったんですわ。それで、飲んだときに、あの西側の山が崩壊と申し上げましょうか、ずり落ちてきていると。そして、それが石も、実際笑いごとないですよ。もしも、あそこで子供らが春先でもみんなが遊園地に行って、そのときに子供が遊んでいたときにこんな石ころでも、南条町でも転んで、例のある土建会社の社長さん死んだというようなことが生じる場合があると。それで、自分あれ見て、木もずってきているし、そういう施設的な管理も一つなさっているのかなというつもりで申し上げたんで、この場をおかりいたしまして、再度あそこを見にいっていただきまして、危険箇所は早急に直していただきたいなというふうに、これは要望いたしておきます。 以上、一、二点申し上げたのを再度お願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 関内福祉部長。 ◎福祉部長(関内良雄君) それでは、私から民生児童委員の適正配置についてのお尋ねでございますが、このことについてお答えを申し上げたいと思います。 先ほどお答え申し上げましたように、民生児童委員120名おりまして、御承知のとおり武生は約200の町内がございます。これを、頭から割るということがなかなか非常に困難な点がございまして、ある民生児童委員の方では3町内持ってらっしゃる人もいるし、ある人では1町内しか持ってらっしゃらない人がいる。町内ごとにいろいろと世帯が変わっておりますので、やはり170世帯を一つの基準として配置はしてございますけれども、多分に地区によっては過負担になるところがあるというのが現況でございます。 現在、私のところでは、民生児童委員120名の定員というのは、国から定められている定員でございまして、従来からこの定員を少しでもふやしてほしいといったことを厚生省の方へ私ども言っていっておりますが、これもう全国的にふやせというような状況がございまして、なかなか配分等がございませんが、そういったことで、何とか適正配置に近い方法で模索しているというのが現況でございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 佐々木産業経済部長。 ◎産業経済部長(佐々木強君) 農業担い手等々に対する指導実態でございますけれども、これは平成7年度、8年度の事業でございまして、現在組織が成立し、今協議している中で、まとめは本年度やるということでございまして、その詳細については把握しておりませんので、今後わかれば、また調べて御報告させていただきたいというふうに考えております。 それから、工水の負担の区分でございますけれども、大変申しわけございませんが、これらにつきまして年度間のスケジュール、事業実施等の詳細な資料を持ち合わせてございませんので、調査の上御報告させていただきたいと存じます。 それからまた、大虫滝の崩壊の件でございますけれども、私も大虫におりまして実態を知っておりまして、あそこで市が管理いたしておりますのは休憩所だけでございまして、その他は観光協議会の方で管理をしているという、土地そのものもいわゆる山漠といいますか、共有林みたいな格好になっておりますので、現在市が設置いたしました施設については確かに市が管理するものでございますけれども、金子議員、ちょっと今意味が違うかもしれませんが、滝のところをおっしゃっているのではないかなというふうに思っておりますけれども、その部分については共有林になっておりまして、滝が落ちる場所についてはそのようになってございますので、大虫から一応話は聞いておりますけれども、今後事業をするための助成措置については、今後とも考えたいというふうに考えております。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 金子芳巧君。 ◆(金子芳巧君) 民生委員の件でございますが、これ今ほど御説明のとおりでございます。本当は、120人が130人、140人となるのが一番ベターなんでございますけれども、国等のサイドでできないということはわかっておりますが、ここで要望させていただきますが、実はこの民生委員の中で、民生児童委員という、これは書いた字のごとしですが、通称民生委員という名前の人と、それから民生児童委員という肩書を持った人がおられるね。そうすると、児童委員とは何ですかと見ますと、学校(発言する者あり)、そやけども通称我々の集落に入った場合には、民生委員と、民生委員さん、民生委員さんという名前で呼んでいます、さっき申し上げたとおり。それで、全部が児童委員かと、これでいくと本当はいったら、今おっしゃっておられたとおり民生児童委員でなけにゃあかんのよね。ところが、学校担当だけで、何か3名かそこらおられると。そして、それが例えば白山、坂口、王子保とか、そういうように何か校区別に何カ所か分れて、それで非常に範囲が広いと。それで、3人とか、4人でもどっかして、もっと範囲を縮小して何とかできんもんかなという市民の、市民って民生委員の方の話が出ておりますので申し上げておきますので、これも地域にあったことも考えられますので、ひとつこの辺も踏まえて今後対応に当たっていただきたいなというふうに要望いたしておきます。 それから、農業関係はわかりました。 それと、今の大虫の関係でございますが、それは今の産業部長さんはこの大虫の観光協会の副会長をなされているということも聞いております。それで、今のちょっと説明を聞きますと、あれは共有物であると。それで、滝は観光物、市の方の所管みたいに、それであとのあれは観光協会がやってるんやと。ほしたらもし、事故があったとき、事故があったときに考慮しますと、考えますと、この予算書からいっても観光協会へ補助してるんやね。大塩にもあるし、各地区地区に要請してるでしょう、補助を出してお願いをしていると。それで、その辺のもしも事故があったときのその責任範囲はどこへ持っていくんですか、その辺もちょっと最後にお尋ねをいたします。 以上。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 関内福祉部長。 ◎福祉部長(関内良雄君) 私の方から、先ほどの民生児童委員につきましてのお答えをさせていただきたいと思います。 金子議員がおっしゃいます児童委員の件でございますが、これは主任児童委員制度というのが新しくできまして、この委員が武生市に7名おります。7名といいますのは、これは民生児童委員武生市全体の地域を7地区に分けてございまして、そこへ一人一人配置しているのが主任児童委員という制度でございます。これが新しく国の方で制定されまして、特に最近エンジェルプラン等が盛んに叫ばれる中で、特に児童関係の担当者をふやそうという特別な措置があってふえたものでございます。これらにつきましても、一応7名というのが基準になっておりますが、その中で私たちは今考えておりますのは、強化的には福祉推進委員という方も委嘱させていただいております。こういった方と連携を取りながら、そこら辺を上手に配分していきたいと、このように考えておりますので、よろしく御理解のほどお願いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 佐々木産業経済部長。 ◎産業経済部長(佐々木強君) 自分の町内においてこういう御答弁を申し上げるのはなんですが、もともとあそこの大虫の滝遊園地の開発につきましては、地元主導でやった中で、施設が欲しいということで休憩所を市の方で建てていただきました。 また、昨年便所を改修をしていただきました。 今の滝の危険につきましては、町内の観光協議会で鉄さくを張って危険防止に努めておりますけれども、あそこはあくまでも共有林と民有林の境界線にございます。そういった関係で、今地元の観光協議会ではあそこをぜひとも修理をしたい、危険性をなくしたいということで計画を立てている最中でございます。業者に見積もりもさせましたし、そういったことで地元ではなかなか大きい金額になってできないので、できたら市の助成をお願いしたいということで近々陳情をするというような予定でおりますので、御理解をお願いしたいと思います。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 山影忠裕君。 ◆(山影忠裕君) 5点についてお尋ねをいたします。 まず1点でございますが、歳入でございます。21ページに掲げてあります財政調整基金並びに減債基金も含めた繰入金についてお尋ねをいたします。 平成5年から、ちょっと数字を拾ってみましたら、財政調整基金が徐々に繰入金として多くふえております。平成5年3億9,000万円、6年飛ばしまして7年が4億9,100万円、8年度が5億8,900万円というようなことで、ここずうっと財政調整基金の取り崩し、一般会計への繰り入れがどんどんふえております。 今回の当初予算5.8%の伸びということで240億3,500万円の総額でございます。非常に喜ばしいことでございますが、いろいろと歳入を見ますと、ほとんどの項目がふえているわけでございます。昨年当初予算比伸びております。どういうふうに表現してよいやらなかなか難しいわけですが、非常に好ましい実態にあると、これはどなたもそういうふうに認識をされているかと思いますが、この財政調整基金の取り崩し、繰り入れについては、それなりの理由があってしかるべきじゃないかなと。特に、年度間の財源の不均衡を調整する。支出の増加、収入減少となる要因が際立っている、そういうための健全運営、住民サービスの低下を来さないようにというようなことから特別に措置が行える、そういう基金かと思いますが、私は今平成8年度の当初予算の中で、どうしても従前以上に財政調整基金を多く取り崩して繰り入れなければならないという、そういう受けとめ方がちょっとできないわけでございますが、どのような考え方でこれだけの金額を取り崩して繰り入れておられるか、そこを御説明いただきたい。これがまず1点でございます。 2つ目でございますが、ちょっと説明書のページ、順序逆になりますが、119ページ、都市計画費についてお尋ねをいたします。 先日の新世紀の代表質問にもございましたが、街路事業費ということで沿道区画整理型街路受託事業ということで22番の補償補てん賠償金として8億6,134万3,000円、物件移転補償費に上げてございます。沿道区画整理型として都市計画道路を作成をする、拡幅をして整備をされていく、そういう大筋の考え方につきましては十分理解をするわけでございますが、当面平成8年度におきましてどのような事業展開を考えておられるのか。そしてまた、平成8年、9年、2カ年継続というような考え方かと思いますが、跡地の利用に関する指導状況、あるいは地権者の数、あるいは地権者に対する交渉の推移、期待性、そういうものはどのように展開をなさっておられるのか、いこうとされるのか、その辺お尋ねをいたしたいと思います。 次に、3点目でございますが、121ページの市街地開発費、あわせて103ページの商業活性化事業費、夜間景観創出施設整備工事費、それぞれ3,912万9,000円と3,000万円、京町の町並み整備、あるいはいろいろ観光事業ということで景観アップのための事業かと思いますが、私予算計上といたしまして、これ両方とも市街地開発という意味が非常に強いんじゃないか、したがって市街地開発費の方で計上をされてはいかがなものかなと、このように思うわけでございますが、別々にお分けになって進めていかれるということについて、ひとつお尋ねをいたしたい。 続きまして4つ目でございますが、104ページの観光費、委託費でございます。休憩所管理委託料ということで378万円計上をされてございます。この378万円の内訳、実態について実情をお聞かせいただきたいと思います。 最後の5番でございますが、36ページ総務企画費でございます。19番の負担金、市特急新幹線対策促進期成同盟会負担金ということで120万円計上をいたしてございます。期成同盟会の負担金として、これはやむを得ないという考え方を持っておりますが、この期成同盟会のいろいろ活動事業といたしましてなかなか、成果も一部見られますが、ちょっと我々ローカル線の利用する立場といたしまして、遅々として進まない部分がございます。それは、早朝6時台の福井発快速電車が米原につきまして、米原で新幹線を待ちます。44分、早朝に武生を出発して米原で44分待ちぼうけを食わされて、そして乗りかえをすると。敦賀でもこの汽車を利用して小浜線に接続しようと思っても、やはり25分待たなければならない。これは、この期成同盟会でもいろいろ話が出たかと思いますが、いかんともしがたいものなのか、あるいはまだまだ運動として足りないのか、その辺我々の意図するところが当局、北陸の金鉄局なり、あるいは新幹線、西日本JRですか、そういうところに十分意とするところが伝わってないのか、この辺どのように考えておられるか御説明をいただきたいと思います。 以上、よろしく御説明をお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小島市長公室長。 ◎市長公室長(小島進二郎君) 1点目の繰入金の件でございます。議員御指摘のとおり、平成7年度当初、それから平成8年度当初比比べますと、財政調整基金及び減債基金で約1億9,800万円の増加でございます。その中で、減債基金につきましては1億円、それから財政調整基金につきましては9,800万円となっております。 減債基金につきましては、これは将来にわたる財政の健全な運営に資することを目的として積み立てておりますので、今回発行した分につきましては、これは高利の起債について繰上償還をしていきたいというわけでございますの、ひとつ御理解を賜りたいと思います。 それから、もう一点の財政調整基金でございますが、今回5億8,900万円を取り崩すものでございます。これにつきましては、いろいろ論議があるわけでございますが、現在銀行預金の1年定期が、約2.25%から0.05%になってしまったということが1つございます。それから、それを受けまして基金の運用利子も約9,300万円ぐらい減っているわけでございます。 なお、これは国の担当者のヒアリングの中でも、地方は財政調整基金をたくさん持っていて、そして金がない金がないと言っているということも聞こえてきますので、今回大型な事業につきましては財政調整基金を取り崩しながら執行したわけでございます。ひとつ御理解を賜りたいと思います。 それから、5点目の特急新幹線の件でございますが、その中で武生発の快速の件でございます。現在、武生駅停車の特急につきましては、約57本あるわけでございまして、議員御指摘の武生発5時34分で行きますと米原に6時44分、そのあとのひかりに乗りますと126号で約44分待つということでございます。その間に、これは京都発のひかりが2本あるわけでございまして、これは私どもも何回となく陳情いたしておるわけでございまして、その陳情の中でもそれらのひかりをとめてほしいということを何回となく陳情いたしておりますので、これもなかなか難しい問題でございますが、今後とも粘り強く陳情していきたいというふうに考えておりますので、ひとつまた御支援のほどお願いしたいと思います。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 佐々木産業経済部長。 ◎産業経済部長(佐々木強君) 3点目の、夜間景観創出施設整備工事費の件でございますけれども、市街地再開発費で計上したらどうかということでございますけれども、この3,000万円の事業につきましては、電力輸出県等補助金という項目で国庫補助を受けて事業をやるものでして商店街の振興策の一つということで、今回は京町一、二、三丁目の延長360メーターの中で照明灯をつけ、潤いと安らぎのある道路にしていこうということの目的で計上させていただきました。あくまでも、補助が通産省のものですから、こういうふうな格好になったかというふうに思います。 それから、4点目の藤波亭の休憩所の委託料でございますけれども、今387万計上させていただきましたが、実際はあそこの経費といたしましては526万円ぐらいが年間要る経費でございます。その中の、378万円を武生市が委託し、その差額分については向こうで運営をやっている事業者負担というようなことでお願いをしているわけでございます。特に、その中でも多いのが、一応電気料、光熱水費が非常に多いということでございまして、それらにつきましてもいわゆる事業者に負担をしてもらうということでお願いをしてございますので、御理解をいただきますようにお願い申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 辻建設部長。 ◎建設部長(辻信義君) 街路事業の中の補償補てん及び賠償金でございますけど、8億6,134万3,000円計上されているわけでございます。この内訳といたしましては、駅北の分と、それから戸谷片屋線、あるいはほか2路線の物件移転が上がっているわけでございます。そのうち、8億1,589万円が駅北の旧いとはんビルの物件移転費及び補償費関係でございます。かなり大きい物件でございますので、2カ年で解決したいと、解決というか補償費を支払いたいと、そういうようなことになっております。 それから、跡地の利用でございますけど、これにつきましては一応区画整理事業でやっておりますので、法的な拘束力としましては建物の関係はないわけでございますが、御案内のように区画整理事業でやっておりますので、駅前広場の拡張、それから交通バスターミナルの機能強化、これは駅前へバスが乗り入れられるようにすると、そういう意味でございますけど、それから駅前線の拡充と、こういったことで取り組んでいるわけでございますが、跡地をどうするかという問題につきまして、当然ながらあそこへおのおのがばらばらの物件を建ててもらったんでは武生市の駅前としてもふさわしくないと、こういったこともあるわけでございます。したがいまして、我々の方といたしましては、土地の高度利用とショッピングストリートづくりと、こういったことで建物の高度化、あるいは共同化、それから都市景観を考えたまちづくりを、それから人がたくさん集まっていただくとこういったことを念頭に置きながら、共同化のそういったことにつきましていろいろと考えているわけでございますが、今当面だれがどういうようにすると、そういったところまでちょっといっておりません。当然ながら、我々水面下でいろいろと核になる人、そういったものについて交渉はしているわけでございます。 それから、あそこに駅北まちづくり推進協議会という地権者になっております組織があるわけでございますが、ここらの方とも今後そういった合意形成を図りながらまちづくりについて考えていきたいなと、このように考えております。 土地の権利者でございますけど、土地所有者が23名、それから借地権者が4名、それから借家権者が24名、計51名でなっております。 それから、先ほど産業部長がちょっとお答えをいたしましたが、町並み整備事業でございますけど、またがっているのはおかしいんじゃないかと、こういうような考えでございますけど、産業部と十分打ち合わせをしながら、工事につきましては手直し、手戻りのないように万全を図っていきたいと、かように考えておりますのでよろしくお願いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 山影忠裕君。 ◆(山影忠裕君) 街路事業並びに夜間景観創出施設整備工事費の別項目での予算計上については理解をいたしました。 まず、今の街路事業につきましてるる御説明をいただいておおむね理解をしたんですが、今回の予算におきましてどの程度物件移転補償の実態になると考えておるのか。旧いとはんビルを中心としてというふうにおっしゃったんですが、考え方としてそれ以外も含まれているのかどうか、もちろん都市計画道路かいわいを中心としてこの計画がまず第1段として予定をされているのか、その辺あわせて御説明をいただきたいと。 それから、夜間景観の問題でございますが、いわゆる京町近辺、引接寺含めてというようなことになろうかと思いますが、なかなかいいいわゆる事業はないかなというふうに思いますが、何か私全体を見ておりまして、武生のまちのまちづくりにややコンセプトが欠けるんではないかなと。あるところによっては舗道の問題にしても、石畳にしても、何か一貫性がないように思います。これは私だけかもしれませんが、何か細切れ的な事業になってはいないかな。あの辺の石畳の融雪等々もどのように理解をしたらいいのかな、除雪もなかなか大変だろうな。今回の石畳ライトアップ、石灯籠ですか、ライトアップ、この辺の商店街のいわゆる夜間の照明とうまくマッチングするんだろうかな。そうなれば、若者もかなり寄ってくるんじゃないかなというふうに思いますが、再度その辺の整合性といいますか、その辺についてお答えをいただきたい。 それから、1番に戻りますが、今回の財政調整基金を見ましても、相当に取り崩しをし繰り入れをされている。私ずうっと振り返ってみますと、ここ数年来いわゆるへそくりと申しますか、地方財政のこういう時期を考えていろいろと基金に繰り入れをするということについては、我々も柔軟に、そして十分理解をしてやってまいった経過がございます。何か事業をしなければならない、財政上財源が要ると、こういうときには金がない金がないというふうに我々は言われて今日まで来ました。ここに来まして、そういう財源がたくさんある、国、県からはおまえのところは懐が豊かなんだから国庫支出金なり、補助金を減らしてもいいだろうということで、私ちょっと手元に資料を見ておりますが、平成7年度、8年度を比較いたしまして国庫支出金、今公室長もおっしゃったかと思いますが、相当減額になっているわけです。土木費国庫補助金なり、あるいは農林水産国庫補助金、あるいは教育国庫負担金補助金等々、大幅に減額になっている。もちろん、国の財源がなかなかままならんという、こういう状況の中で、地方は我慢せえ、こういうことは十分理解するつもりでございますが、懐が豊かだからそっちを回せばいいじゃないか、そういうふうに理解をされてしまうと、なかなか我々はやるせない、こういう気持ちでございます。今回の全体の予算を拝見させていただいても、本当に細やかな、必要がある、優先すべき重点施策といいますか、選択集約的なそういう予算配置になっているかということになりますと、私は何か試しで、あるいは今どうしても泣く子に我慢させといて別なところにという、そういう嫌いが見えるんで、再度その考え方をひとつお示しいただきたい。これは、市長にお答えをいただきたいと思います。 それから、4つ目の藤波亭のことについては、経費の内訳、378万円、総額526万円ということで、まだかなり委託先の方はマイナスとして負担をこうむっているというか、受け持っていただいているんだなというふうに思いますけど、私ときの産業部長のお答えでは、私は3年時限立法というようなことで、いわゆる市の施設を無料で委託するというよりも金をつけて、そして育成をしていくんだと、そしてそこに入っていただく、そういうふうなお話をずうっと聞いて、それもまことやむを得ないと、こういう判断できたわけでございますが、今日までなおかつ、さらに300万円でございましたがふえている、どういう理解をすればいいのかなかなかぴんとこない、市の施設をそのまま貸し与えてと言うとなんですが、もう少しそこでうまい商売というか、もちろん市の無料休憩所ということでサービスを提供してもらわなきゃならん。しかし、何かやるせない、そういう気持ちを持ちますので、再度お答えをいただきたい。 5番目の特急接続の問題につきましては、なお一層我々も努力してまいりますし、理事者もぜひ一丸となってそれぞれ利用される立場に立った運動を巻き起こしていただくようにお願いを、再度御答弁をお願いします。  ──────────────── ○議長(井上幹夫君) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。  ────────────────(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小島市長公室長。 ◎市長公室長(小島進二郎君) 1番目の件でございますが、私どももなるべくなら財政調整基金につきましては健全財政の推移を考えまして財源不足のときに取り崩すということを考えておりまして、これは事業の執行と財政の状況を勘案する中で考えたいと思っております。 なお、財政調整基金でございますが、これも一番最低のときには、これは昭和51年でございますが約1億3,400万円、最近になりまして昭和62年がこれは最低でございますが、1億5,600万円となっております。その後、逐次積んだわけでございまして、これらも今後の事業の執行とあわせまして考えていきたいというふうに考えております。 それから、5番目の件でございますが、武生駅の特急停車増本に関する陳情につきましても、これは昨年8月25日に行いまして何点か陳情したわけでございます。 その中で、なるべくなら武生から東京には9時半ごろまでにつくひかりの米原停車、それに接続する列車の運行をひとつ強くお願いしたいということでお願いをしておるわけでございます。 あと何点かお願いをしとるわけでございますが、中には関西国際空港への直通の列車の運行を要望するとか、それから福井着23時22分の上りを武生駅まで延長してほしいとかっていう要望をしております。これも議員御指摘のとおり、私どもも力いっぱいやっていきたいと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 財調の繰り入れにつきまして、今ほど公室長から御説明をさせていただきましたが、基本的な考えといたしまして、今国にありましては最近は補助事業制度を徐々に縮小をいたしまして交付税措置の方に転換措置がなされてきている状況でございます。と申しますのは、各自治体において個性ある事業をやる。また、特性を求めた事業推進を望む自治体の声が非常に高くなってまいりましたことから、今までありました補助事業率の軽減と、それに反動的に交付税措置で賄われるというような方向の転換もあるように私は見受けておりますので、そのような対応をいたしておることも事実でございます。 それからもう一つには、財調は、今ほどこれも公室長が申し上げましたが、適切な運用を図る上においては、非常にいろいろな見方があろうかと思います。今回、5億8,900万円を繰り入れをさせていただきましたが、これも年によりましては事業の内容、それから事業のタイミング、そうしたものを勘案いたしながら有効活用をということも一つの理由でございましたし、経済状況がこういう情勢でございましたので、今回もいうなれば財調有効利用の観点から、また低金利の状況等も勘案いたしながら、今回取り組みをさせていただいたということでございます。 今後にありましては、適正財調規模というのもございますので、それらを十分考慮にいたしながら財調制度の有効活用を図ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 辻建設部長。 ◎建設部長(辻信義君) 物件移転の件でございますけど、過年度におきまして所有者2人、4棟、既に移転を完了いたしております。 なお、後ほどまた御審議いただくわけでございますけど、3月補正におきましてちょっと計上させていただいているんですが、ハギレヤの物件移転と、これに続いての物件でございます。 御案内かと思いますけど、旧いとはんビルは所有者が2人おられるわけでございます。 なお、中にテナントが7軒ほど入っていると、こういう状態になっております。現在、交渉中でございますが、引き続きまして9年度以降につきましても逐次移転完了を行いたいと。12年には、今の計画では物件移転等につきましては完了させていただきたいと、こういうように考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 佐々木産業経済部長。 ◎産業経済部長(佐々木強君) 魅力ある夜間景観の創出モデル事業でございますけれども、整合性とか一貫性がないのではないかということでございますが、特に京町かいわいにつきましては、由緒あるたたずまいを残しておる代表的なといいますか、そういう地区でございまして、こういう落ち着きのある町並みを生かしながら、ゆとりと潤いのあるまちづくりを進めたいということで、都市計画事業によって和風的な石畳の道路をつくっていただきました。 そこへ、この道は神社や寺院の散策道としても、それから生活道路としても歩行者優先といいますか、そういう格好で整備を進めているということでございまして、そこへ照明でもってもう一つグレードアップした道路形態をとりたいということでここの地区を指定させていただきましたので、決して突出した、ここだけをというようなことではございませんので、まだまだ整備する地区はあると思いますけれども、特に今回の夜間景観創出モデル事業につきましては、この地区にさせていただきたいということでございますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 それから、藤波亭の委託でございますけれども、昨年約1割カットをさせていただきましたので、もちろん委託先でありますところの様子を見ながら、経営状態を見ながら、今後協議しながら進めていきたいというふうに思いますので、御理解のほどをよろしくお願い申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 山影忠裕君。 ◆(山影忠裕君) いずれにいたしましても、武生市のこれからのまちづくりの根幹をなすものというふうに考えますので、今御答弁いただいた点については、十分私の意とするところをお酌みいただいて、努力をしていただきたいと思いますし、最後の件につきましては、やはり市の施設をいわゆる開放して委託をするということですから、もう少し何か考え方も示されてこれからいくべきじゃないかなというふうに思いますので、十分研究をしていただきたいと。 以上、ぜひ所期の目的が達成できるようにぜひ御努力いただきたいと要望をいたしまして終わります。  ================ ○議長(井上幹夫君) 本日はこれをもって延会いたします。 なお、次会はあす12日午前10時から再開いたします。       延会 午後5時02分...